再び幸せが訪れる時まで《姫子の事件記録》

紗織《さおり》

プロローグ

 純情 姫子

純情じゅんじょう 姫子ひめこ 

年齢60歳。


 穏やかで上品な顔つきから、とてもその年齢とは感じさせない、白百合の花のような女性である。


 彼女は、名前から想像できるとおりの純粋な心と、永遠の乙女心を兼ね備えている。




 さらに人並外れた知識量と洞察力を兼ね備えた彼女は、巧みな話術を用いて、どんな難解な事件も解いていく、警視庁のお偉方でさえ一目置くほどの名探偵なのである。






 今回は、姫子が避暑地軽井沢を訪れた時のある事件に関する事件記録簿です。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る