どうしようも無い俺たちかな。

でーしー

第1話

嘘でもいいから好きだと言ってくれる

貴女が好きだった。


きっと風俗や水商売にハマった男女なら誰もがわかってくれるであろう。。


あれから20年近く経った今。

あれ程惨めで辛い事はなかった。

「これが本当のワタシ」

その一言だけ伝えた自分の大切な何かが、

壊れた、、いやぶっ壊れた。

すごく惨めなくらい、

これは仕方なかった。


近しい人間に初体験の話は墓場まで持っていくつもり。

40手前になった今この話をするつもりもないし、呑み屋ではしばし盛り上がるような話。

誰も信じない作り話。

それもまた酒のつまみになるし、

自分なりに自分を成長させてきたし、作ってきた。

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