あとがき

 この度は「いつか君が愛した僕へ」を読んで頂いて有難うございました。

 自分が書いた物の事を話すのは何だかとても気恥ずかしくて、格好もつかないなと思ったのですが、こんなところまで読む方もいらっしゃらないだろうと思い、少しだけ。

 この物語はいくつかの体験を組み合わせ、それを願望で脚色した創作です。設定を少し先の未来にしたのは、せめてお話の中だけでもしろくろさんを歩かせてあげたかった想いからです。しろくろさんが歩けたら未来設定の目的が達成されたので、早い段階から未来要素がほぼ皆無になってしまったのは私の力不足ゆえ、お恥ずかしい限りです。

 タイトルは全て「この状況を猫が見ていたら」という仮定で付けております。つまり「君へ」とは、猫から人間への想いです。これが思いのほか難儀しました。というより1番難しかったかもしれません。

 各視点での時間軸を少しずらしての進行をしました。これは体感時間の差を表したかったからです。同じ時間軸でも体験する事の内容や、たとえ同じ体験だったとしてもそれぞれ千差万別の想いになるでしょう。

 たらたらと説明し出したらきりが無いのでこのあたりで止めておこうと思います。

 次作は完全なフィクションへと続くので、調べながらの執筆になりコンスタントな更新が難しそうだなと、今から弱腰です。

 

 皆様も取りこぼしてしまった想いの欠片がいつかキラキラと輝き手元に戻って来ますように。

 読んで頂いた全ての人に感謝を込めて。

                  花恋亡

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いつか君が愛した僕へ 花恋亡 @hanakona

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