小説の中に出てくる宇宙関連の用語

「天体」

宇宙に存在するおよそすべの物体を総称した言葉。

恒星や惑星、衛星や彗星、銀河、

ただの岩石も、すべて天体と呼ぶ。


「恒星」

太陽のように、自ら光を発する天体のこと。

夜空に輝く、星座を形づくる『星』は、

すべて、恒星。


「惑星」

恒星を中心として、その周りを回る天体で、

自ら光を出さない天体。

身近なところでは、地球、水星、金星、火星

木星、土星、天王星、海王星。


「衛星」

惑星や準惑星の周りを回る天体のこと。

身近なところでは、地球の周りを回る『月』。


「銀河」

一千万から百兆個の恒星が集まった大集団のこと。

地球が所属している、太陽を中心とした集団『太陽系』は、『天の川銀河』と呼ばれる大集団の一部。

天の川銀河や銀河系と呼ばれている。


「太陽系」

太陽と、その周りを回る天体のグループの

こと。

惑星や衛星をはじめ、小惑星帯、彗星、

太陽系外縁天体(冥王星を含めて五つ)まで、その空間にあるものすべてをひっくるめた

もの。


「公転」

天体が一定の周期で、恒星や惑星を中心と

して、その周りを回ること。


太陽系の天体は、太陽の中心から少しずれた位置にある、「共通重心」を回っている、という説がある。


「公転軌道」

公転する天体が通る宇宙の道筋。


「星」

夜空で星座を形づくる『星』と呼ばれているものは、すべて恒星。


「生命体」

一般的によく言われている宇宙人のことを『地球外知的生命体』と言います。

『地球外』は、地球以外という意味で、

『知的』は、ものを考えることができて、

賢いという意味で、

『生命体』は、生き物という意味です。

賢いかどうかを問題にしない時は、『知的』を取って、『地球外生命体』と言います。


「冥王星」

冥王星は、1930年に発見されて以来、

太陽系の9つ目の惑星とされてきましたが、

2006年から『準惑星』として、扱われるようになったので、太陽系の惑星の数は、

8つになりました。


「準惑星」

太陽系の天体の種類。

太陽の周りを公転していて、

その天体の重力でまるい形をしていて、

公転軌道の近くに、他にも同じくらいの

大きさの天体がある場合。

ない場合は、惑星になる。


「小惑星」

恒星を中心として、その恒星の周りを回る

天体。

大きなものは、惑星のように球体だけど、

多くの小惑星は、不定形で、直径や長径が

10kmに満たない。


「彗星」

細長い楕円の軌道を描いて、太陽を公転する天体で、彗星の核(本体)は、数kmから

数10km程度の氷とチリのかたまり。

核が太陽に近づくと、熱で表面が蒸発し、

核全体が『コマ』と呼ばれる大気で覆われ、

輝きはじめて、ガスやチリが太陽と反対方向に吹き出し、長い尾を現す。

この様子が、ほうきに似ているため、

『ほうき星』とも呼ばれている。


「ハビタブルゾーン(生命生存可能領域)」

太陽から近すぎず遠すぎない、

ほどよい距離に位置していて、地球のように

表面に液体の状態で水が存在できる、

宇宙の中で、生命が生存できる天文学上の

領域のこと。


「ダークマター」

宇宙には、観測することのできない物質が、多く存在していることがわかっている。

それらの正体は、分かっておらず、

『ダークマター』と呼ばれている。

普通の物質は、光などと反応するので、

存在を確かめることができるけど、

ダークマターは、光などに反応せずに、

素通りしてしまうので、存在を直接観測することができない。


「ホーキング放射」

1974年、イギリスの理論物理学者、

スティーヴン・ホーキングが、『ホーキング放射』という理論を提唱した。

ものを吸い込むだけだと考えられていた

ブラックホールからも、外部に熱が放射されているはずだ、とする理論。


「光が脱出するから、見えない」

地球からロケットが脱出、飛び出すことが

できるのは、

ロケットをつかんでいる手(地球の重力)の力よりも、

地球の手から逃れようとするロケットの力の方が勝るので、地面を離れて地球の外へ出ることができるけど、

ブラックホールは、すさまじい重力を持っているので、そのつかむ手の力も、地球とは

比にならないくらい強いため、

光をつかんではなしてくれない。

人間の目は、物体に反射した光が目に入る

ことによって、その物体の形や色を見ることができるので、反射してこないと見えない。

だから、ブラックホールの手につかまれて、ここから脱出できない光は、目に届かない

ので、『見える』ことができない、ということ。


「重力」

遠心力(回転の中心から外側へ向かう力)と、

引力(すべての物体は、互いに引き合う力を及ぼし合っている)を合わせた力を『重力』という。

地球の自転による遠心力よりも、

地球の中心へ向かって引かれる引力の方が

勝るので、人間は、宇宙に放り出されない。


アインシュタインの相対性理論からすると、

重力の正体は、「時空のゆがみ」。


落ちていく、引かれている状態を、

「重力」と勝手に読んでいるだけ、とも言われています。



「自転軸」

恒星や惑星などの天体自身が、回転することを『自転』と言い、

回る際の軸のことを『自転軸』と言う。

地球は、1日におよそ1回、自転していて、

自転軸が23、4度傾いている。

この状態で、太陽の周りを公転しているので

公転している間に、太陽の光のあたり方が

変わり、四季が生まれる。


「パーセク」

年周視差1秒角にあたる距離を元にした単位

記号は「pc」で、

1pc=約308568億km


パーセクは、距離の単位のひとつで、

他には、

光が1年に進む距離を元にした単位「光年」1光年は、約9兆5000億kmと、

太陽と地球の平均距離を元にした単位

「天文単位」、記号は「au」がある。

1au=約1億4960万km



「オーロラ」

低緯度では、赤色に見える。




○次回の予告○

謝辞

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る