第19話
沖奈視点
それから動画はどんどん人気になっていた。メンバーも彼の友達を呼んで増えていく。
途中ネタギレしてしまったりしたが、彼が新しいネタを考えるようになってますます増えていった。
そんな毎日が楽しくなって、私達は少しずつ調子に乗り始めてしまった。
ーーーーーーー
ある時、動画以外のことで、女の子と話をしている所を見つけてしまった。
私はそのことに嫉妬して、あつくを怒った。
だが、勿論あつくは悪いことをしている訳でないので、仕方ないでしょと言う感じだった。
だから私はお仕置きをした。
それはドッキリの動画を出すことだった。
その一本目はすごく伸びた、伸びてしまった。
そして私達は2本目も出すことに決めた。
何より私達があつくのリアクションが面白いと感じた。普段私達を引っ張る憧れの人だったから尚更そう感じるのだろう。
あつくはこんな動画ばかりでは大変だし、視聴者も飽きてしまうと反対していたが、私達は反対を押し切って、動画を出し続けた。
あつくの言う通り、動画の視聴数は減っていた。
同時にあつくの顔に疲れが見え始めている。
動画のこと以外でのあつくとの関わりが減った。一輝も話しかけられることが減ってしまったようだ。
どうやら動田と言うやつをメインに他の人と話をしているようだった。
それから私達は彼らの関係を邪魔することを決めた。
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