第2話

たった一日の出来事だった。


 その日に元は登録者が50万にいたが、その夜には、登録者が5万以下へと落ちた。コメント欄も散々な言われようになっている。


ーーーーー

 一夜が明けた。

 ネットの記事にも話題に上がっていた。

 そんな記事や、元居たチームの炎上騒ぎをツマミにゆっくりコタツでお茶を飲んでいた。


  「はぁー、色々スッキリ。」


俺が上げている動画用のSNSには、「復活して欲しい」「また昔みたいにあっくんの企画が見たい」等の心温まる声が集まってきている。

だけど、そっちの方も視聴者さん達と、フォローさん達に感謝をして、辞めることにした。


 「あつく、このお菓子食べる?」


「食べるー!ありがとうおばぁちゃん」


 そして、今日の動画は、はぁ、、、実は激辛でしたドッキリか、、、ちなみに犠牲者はえっちゃんのようだ。


 あーほらコメントもやばいよ。

 「見てられない」「あっくん居たら、女の子に辛い企画はしなかった。」「あっくん戻ってくると思ってまだ登録してたけど、これは戻っても駄目だな」


 お、そろそろ4万になるぞ。


 オワコンだなーぁ。ずずっ…。


ーーーーーーーーーーーー

 今日は久しぶりの休日!しかもドッキリの恐怖に怯えること無い一日だ。本当に最高!!

 

 あ、数少ない友達から心配の連絡来てた。


 「動画大変だったな、落ち込んで無い?」

 やっぱいい奴だな。元親友だった一輝より今は大切にしたい友達だと感じる。


 「大丈夫だよ!心配ありがとう!スッキリした気分。」


「そっか!なら良かった!」


 「それよりオンラインゲーやろうよ!」


 「いいね!」


 そうして、オンラインゲームを楽しんだ。


 明日から学校で、きっとクラスのみんなは知っているから気まずいだろうな。あとアイツらにも流石に学校では会うことは避けられないだろ。

 でも、そんなことは途中で忘れるくらいオンラインゲームを楽しんだ。

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