第3話
最近俺はボッチになっている。
今まで仲が良かった幼馴染達が俺を省いているからだ。
昔は仲が良かった。正直俺は幼馴染達の中でリーダー的な感じで遊びの提案をする人だった。それが全くの逆になってしまった。
幼馴染達はクラスの人気者で話題によく上がる。そんな人物達から省かれている為誰も話かけてくれない。俺から何か言っても顔を逸しすぐに別の人の方へ行ってしまう。
弁当を食べながら楽しそうに話すクラスの光景を見る。
携帯やゲームを楽しそうにやっている。俺も昔は貸して貰ってやったことがあるから楽しさはよく知ってるし、妹や幼馴染達が自分の携帯を自慢するように俺に話しかけてくるので、ゲームをやりたい気持ちが膨れ上がる。
心が落ち着かないから場所を移動する
外のベンチに座ってゆっくりする。俺はやることがあまりにも無い。この学校は図書館の本が少ないことでも有名なので大体読み終わっている。勉強も成績が悪い訳でないので今しようとは思わない。
やっぱり、寝るしかないな。学校の鍵付きのロッカーに大事な物は全てしまってある。
俺は深い夢の中に入る。
ーーーーーーーーーーー
美織視点
私はつまらなそうに教室から出る島をこっそり付けていた。
「せっかく今日は話しをしてあげようと思ったら寝てるじゃないの。」
「気持ちよさそうですなぁー」
私と一緒に島の後ろから香織。
「本当に暇人ね。」
「やることがないんだろうねぇー」
「島、最近私達が少ししか話さないからボッチぎみだし。」
「ぼっちだねぇー」
とりあえず私はボッチにベンチで座る島の写真を撮る。
「アイツは携帯持ってないから知らないんだろうな。校内であいつの情報が拡散されまくってること」
「だろうねぇー」
島は知らない。本当はもう私達は仲良くない。
横にいる美織でさえも、
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