第14話 いたずら
少し急がないとな、昴がくる。そう思い急いで街の中心にある転移陣に向かった。
早速できた仮面をつけて転移した。もちろんマントも着てフードを被った。
転移してついた場所は建物が多く人で賑わっている交流都市のクレントだ。調べたところ交流都市は行かなくても行けて周りの敵もそこまで遠くに行かなあれば強くないらしい。たまに流れてくるものもいるらしいけど。
そういえばスキルはもう取った。
隠蔽と麻痺耐性を取った。
自分のステータスを隠すことができる。熟練度が無くなりLVの表記となる。
↓
自分のステータスを隠すことができる。熟練度が無くなりLVの表記となる。
物を隠すこともできる。
取った後少し後悔した。でもどうせそこまでみないからいいなとすぐ切り替えした。
もう一つの麻痺耐性を取った理由は状態異常の武器に弱い可能性があり種族的に効かないかもしれないが保険があると安心できる。
吸血鬼って聖魔法以外ほぼ効果ない感じと思うけど状態異常はきついから。
集合場所である噴水の近くに昴と陽菜に似た人がいた。一様メッセージで確認するとそうらしく周りを見渡していた。
俺は街中でダメージが入らないことを理解したうえで昴の首にナイフを投げた。本当はクナイか針が良かったがクナイはなかったし針は一つ一つが高くて今消耗品としては使えない値段だったからナイフにしたんだ。
昴は気付くことなく首にナイフが当たったがダメージが無効化された。昴にあたると甲高い音が響いて注目を集めた。
俺は急いでフィールドの方に走った。昴は何か言っていたが目立つとは思わなかった。
ただ街の中だとアイコンが赤にならないみたいだ。ナイフが当たるまでバレなかったのは、幻影魔法と隠蔽で隠して投げたからだ。上手くいってよかった。
そう言っている間にフィールドに着くと森に移動した。幻影魔法でモンスターの形を少し強いらしいモンスターの形にして対処させた。昴がついて来れるように魔法はちょくちょく消しながら移動した。
ワザと行き止まりに行くと腰を下ろして昴を待った。少しすると2人だけが来た。
「やっと来たか」
「誰だ、街中では攻撃の意味はないの知ってなかったのか。」
「いやお前たちをここへ呼ぶためにしただけだ。というより陽菜は気づいていたろ。」
「あ、バレてたんだ」
「当然だろ、目があった時苦笑してたろ。」
「もしかしてお前紅なのか。」
「いや、今の流れで俺以外誰がいるんだよ。」
「いや素人のPKかなって、姿全然見えなかったし。」
「実験成功だな。それより名前とフレンド登録しておくか。」
「ああ、俺はセイだ。陽菜は、」
「ツキだよ。」
「紅お前は、」
「俺はゼクだ。よし、フレンド登録も終わったし準備して狩り行くか。」
「おう、初日からできなかったし勝負するか。」
「お兄ちゃん焦りすぎたよ。紅兄、、、ゼク兄と二つしか変わらないから焦らなくても大丈夫だよ。あと人が多いとこは行かないでね。」
そう言いながら一度街に戻ることにした。
まぁ俺は木こりスキルが手に入るまでモンスター狩って遊んでたらLVが1つ上がったから3つ違うけど。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます