第12話 昴の家 4

 昼を食べ終わり食器を洗った。陽菜は食べ終わったあとまた寝に行かせた。そうでもしないとそのままここにいそうだった。


 「なー紅ゲームしようぜ」片付けが終わった後昴が言ってきた。


 「いいけどなんのやつやるん。うるさくなるやつはダメだからな」

 「わかってるって。はやく治してもらわないとゲーム出来ないし」

 「まぁ、そうだな。でも言い方悪いぞ」

 「ごめんごめん。で、やるゲームはモン◯ンの4Gでもいいか」

 「古いな。DS2台あるのか」

 「ああ、こういう日のためにデータも一緒にできるとこまで進めて回復も入れてあるからな」

 「用意周到すぎだろ。でも少し時間くれ、久々すぎて上手く操作できんやろ」

 「わかった。その間に武器作る材料集めてくるわ。そういえば、アイテムは回復以外は最初に配られるものしか入れてないから。お前出来るだけ最初から自分でやりたい人やから。」

 「俺のこと知りすぎやろ。そんなに俺のこと教えたっけ」

 「いや、お前ゲームだと結構顔に出るぞ。今回も結構出ると思うぞ。」

 やばいな。戦い中結構楽しんでるからバーサーカと思われるかもしれん。交流都市に行く前に仮面いくつか作っておくか。せっかくだしナ◯トで出てくる暗部の格好にするか。

 「どうした、手が止まってるぞ。次の場所は肉食+攻撃力が高いから気をつけろよ」

 「嗚呼、すまん。ちょっと考え事してた。もう大丈夫、解決した。」

 「それならいい、頑張って敵を倒してくれよ。じゃなきゃファームできないからな」

 「はいはい、半分やっとくよ」

 そんなことを話しながらクエストをこなしていった。ただ昴は回復が切れて途中何回か戻っていった。




 「もうこんな時間か、夜は雑炊だから簡単だから少し仕込んでくる」

 「急げよ、その間にまた回復集めておくか。」

「そうしとけ、死に戻りってアイテム全部無くなるだろ」





 よし、準備できたあとは風呂と寝る場所の準備だな。風呂は先に洗っとくか、飯の前に入りたいし。

 「おーい、まだできないのか」

 「ああ、風呂洗って布団敷かないといけないし」

 「布団なら敷いてやっとくから風呂頼むわ」

 「なんでお前が決めてんだよ」

 「なんとなく。それとはやくしろ、次のボス早く倒したいからな」

 そう言いながら昴は部屋の方に行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る