Nectar and Milkcup

Nectar and Milkcup

                 


cold winter


 真神まがみふゆはサウナに入っていた。

「アー、ここが俺のホームだよ」

ふゆは意味深な発言を残して、湯上りのビールを飲んだ。

出水直見いずみなおみは自供を始めていた。

真神と組みになって取材にあたっているのは赤内あかないレルだ。

「赤内は?」

「さあ。取材じゃないですか」

おかしいな。今日はホームへ行く日だろ?

フィーチャーフォンで呼び出した。

違う所にいるらしい。

「先に行ってるからな」

老人施設で待ち合わせたレルはお洒落をしていた。

「朝シャンしてたなんて嘘だな」

「朝シャンもしました。会う人がいて・・」

「別件でか?」

レルは肯いた。

「また? って感じですよね」レルは老人施設のベランダを見上げた。

「ああ」

この老人施設では陰惨な虐待が日常的に行われ、老人を投げ落として殺害したのが出水だった。

街では「ホーム」と呼ばれている。

潮海舞子しおみまいこっていうんです。その子」

ホームは事件を受けて閉鎖されたが、報道陣のために開放されていた。

「私が以前、担当した記事で、色々な小さな非行事実で、二年、かな」

「更生出所者か」

施設の中はそのままにしてある。ご老人は別の施設に移された。

「心配だったんで、会いに行ったんですよ。本当はとても素直な子で」

「今はどこに?」

「身許引受人のところです。玉田たまだ、玉田、・・何とかっていうおじさん」

「家じゃないのか」

「それが母親が何を言ってもうるせーなって、それは変わりませんでした」

「それが今では女子高生か」

「見て下さい。これ」

車椅子が壊れている。

「横から蹴られたんだな。相当、強い力だ」

出水の他にもこのホーム全体でそのような行為は横行していたらしい。

ブラインドを引くと浅緑の光が入った。

「で、その子は玉田の所から高校に通ってると」

「はい。そのようです。会えませんでした」

「遊び歩いてるんじゃないのか」

白田周しろたしゅうというその当時から付き合っているボーイフレンドがいて、その事は玉田も承知してました」

「見ろよ」

ホームには天井画が貼られていた。

雲の絵だ。

英人えいじんだ。思い出した。玉田の名前」

ふゆとレルはベランダに回った。

「ここから、監視カメラの死角、老人には乗り越えられない柵、四階か」

「オダブツですね」

「何でこんな分かりやすい犯罪したんだろうなー」

「何かが外れてたんですよ、やっぱり。そうでないと人殺せませんよ」

「閉鎖性だな」ふゆはその柵に背で寄りかかった。

「小さな国だ」

レルはホームから見える天満宮の白い鳥居の写真を撮っていた。

「更生とこのホーム、共通点は何だ?」

「奉仕精神ですか」

「きょういくが大切だよ。今日行くところ」

「はあ」

クリスマスロスの漂う街で売れ残りのケーキを買った。

「何で出水だけ?」フルーツフォークでいちごを口に入れながらレルが言った。

「シロクログレー。クロだったのが出水だけだったんだろう。後はみんなグレー」

「茶色ってありますかね?」

「あったらいいな」ふゆは笑った。

社でケーキを食べているのは二人だけだ。

「非行事実のある子供って、大体、学習性無力感なんですよ」

「どこで覚えた?」

「テレビで。初めは普通の子なんです、でも、あれやってもこれやっても無駄で、逃げられなくて、それで遂にはやめちゃうんです」

「努力そのものを?」ふゆは小さな砂糖漬けのチェリーを口に入れた。

「はい、そのものをです」

「あのホームもそうだったのかな。明日は出水と接見の日だ」

「ふゆさんだけですよね。学校に行ってるのかな?」

「玉田の所には何があった?」

「二脚のダイニングテーブル、キッチンと、狭かったです。後は玉田の部屋の襖が開いてて、そこから灰色のベッドだけ置いてあるのが見えました」

「舞子の部屋の方が広いわけか。じゃ、お疲れさん」ふゆはケーキを食べ終わらずに席を立った。

「どこに座ったらいいですか」舞子は一人で産科医に来ていた。

もうお腹が大きい。

「お父さんの名前は何て読めばいいのかな? ひでと?」

舞子は下を向いて黙った。

「おめでとう」産科医の声も聞こえなかった。

母子手帳を貰って帰った。

女の子です。舞子にはどこにも帰る所なんてない。

舞子はショートメールを送った。

手がガチガチに震える。恐怖だ。

エコー写真を母子手帳に挟んだ。

もう顔が出来上がっている。

今日のことは思い出さないようにしよう。

眠っている。

神様なんているわけないじゃん。周が言った。

何をやっても無駄だ。「神様」が選んだ現実なのだから。

悪阻も何もなかった。だけど吐き気がする。この世界にだ。

それ以上に舞子は言葉を知らなかった。

ため息が戻らない。


 新聞を読み終わった。

その多くは事件なんかに巻き込まれないで死んでいく。

その違いは何なんだろうとふゆは考えた。

自社の紙面は通勤の電車内で読む。

そうしないと気が休まらない。

今日も電車は混み合っている。

ふゆとレルはまたホームに来ていた。

外観からベランダの下を見る。

「実況見分の結果、不幸な身柄だったらしい。身よりがない」

「身よりがなくてもこういう施設に入れるもんなんですか?」

「骨の受け取り手ってことだ」

「昨日、舞子ちゃんと連絡がついたんですよ。高校生活を謳歌していてほしいなー」

「俺は接見だ」

「今日のメインはそれですね」

「投げ落としってのは、この星にいろ、ってことだな。落とされた方にゃ地獄が見えただろうよ」

舞子は寂しさの横で床にしゃがみ込んでいた。

そこに玉田が来る。

「やめてよ」

玉田の言いなりに手を取られ舞子は立ち上がった。

ふゆは出水との接見に来ていた。

刑務官に付き添われ出てきた出水は下を向いていた。ふゆは手帖を開いた。

「黙るのは卑怯だよ」

出水は刑務官の方を見て肯いた。

髪は目元まで伸び、たった今起きてきましたような眠そうな目をしている。

「疲れたんです。それだけです」

「いつから続いてた?」

「・・」出水は黙って下で首をひねっている。

「君だけじゃないんだろ? あのホームの様子を詳しく聞かせてくれないか」

「怪文書が来たんです」

「怪文書?」

レルはファッションビルの前で舞子と待ち合わせした。

時計を見るとちょうど舞子が来た。

そのお腹の大きさは隠せるものではなかった。

「驚いたー」

「うん」舞子は笑っていた。

「周くんとの子?」

「うん」

「そうかー、何て言ったらいいか分からないけど、まず、おめでとー」

鏡になっているショーウィンドーの前を通った。

「私たち、親子に見えたりして」

「幸せそうな家族ですよ、三世代」

「お茶しよ、お茶」

「――君が誰でもない理由はない」ふゆは胸の前で両手を組んだ。

怪文書が事件の発覚のきっかけだったらしい。

出水はまだ俯いたままだ。呟くように話す。

「君じゃない他の誰かでもやっただろう」

「そうですかね」

「投げ落とした時、どういう気分だった?」

出水は首をひねって考えてはいたが、答えられずにいた。

「それが今の君だよ」

「結婚はしないの?」

舞子は首を振った。

「どうして?」

「未婚の母親ってかっこいくないですか」

「周くんなら喜んでくれると思うけど。何て言ってる?」

「さあー」

レルは踏み込みすぎたか、とちょっと口を噤んでアイスティーに口を付けた。

この年代は難しい。同年齢の人にしか心を開かない何かがある。

「どうせ他人棒だし」

「え?」

呟くように言った舞子の言葉はよく聞こえない。

「どうして震えてるの」

舞子の肩が泣いているように震えてるように見えた。

「私、悪い事してないよ」

「未成年の妊娠なんて珍しくないよ」ふゆはレルに言っていた。

「もっと喜んでると思ったけど、舞子ちゃんも何か・・」

「事故、ってことだろ」

「出水の方はどうでした」

「結局、あいつは何も知らない。当事者意識がないんだ」

「回避、ですか」

「あ?」

「学習性無力感の続きなんですけど、回避っていう防衛本能の段階があって、かいつまむと記憶がなくなるらしいんですよ。自分に記憶の蓋をして思い出せなくなっちゃう」

「回避ねー」

帰ってきた舞子を玉田は後ろから抱きしめた。

「このままベッドに行こう」

水と時でベコベコになったウッドカーペットは直す気配もない。

私の他にも誰か・・。

頬にキスされる舞子のお腹の中で赤ん坊が蹴った。

「深夜ニュースの悲しい話、か」ふゆはホームの天井画が剥がされるところを見に来た。

煙草を吸って、産廃業者が風を入れてエアコンや天井画を剥がすのを見ていた。

深夜にデスクワークをしていると、レルのフィーチャーフォンにショートメールの着信があった。

何だろう、と思って見てみると舞子からだった。

「血を湯ったよ、英人」とだけ書かれている。

レルに宛てられたものではないことだけは確かだ。

レルは返信せずにデスクワークも放っぽりだしてそのショートメールを眺めていた。

湯った? どういうことか。なぜ玉田に?

「お疲れさんですー。あ、お前一人か」

「これ、どういう意味でしょうか」

ふゆはそのショートメールを見て、すぐに返した。

「舞子ってそう書くんだな」全然、関係ないことを言う。

「次のコラムは若者の言葉の乱れかな」

「あっ、帰るんですか。昨日のケーキ取ってありますよ」

「残りの残りか」ふゆは小型の冷蔵庫からラップのかけられたケーキを取り出した。

「今はまだ分からなくていい」ふゆはレルの頭をクシャクシャにした。

遠い遠いところからSOSが聞こえてくる。

この糞まみれの世界で何が起ころうと雲と空の間のこと。

全部食べてもチェリーの種が残っていた。


red night


 冬は異動の季節だ。

「湯ったってどういう意味ですか、ふゆさん」

「お前の名前、載ってるぞ」

「あ、は、はい」

もう令状をもらっていたレルは、デスクに戻ってきた。

「お世話になりました」

「いやあ・・」ふゆは何か言いづらそうにしていた。

「頑張れよ」

「はいっ」

その夜、ふゆとレルは散歩に行った。

「私、初任地がここだったんですよ」

「運が悪かったな」

「東京の夜もこれが最後ですね」

「どこに行っても新聞記者は新聞記者のままだ」

「どうしたらいいですか?」

ふゆは何か考えていた。

まるで煙草を吸っているかのようだった。

「そのままでいろ」

「この星につかまってですか?」

ふゆは肯いた。

「今日はごちそうしますよ。トマト好きですか?」

レルが連れて来てくれたのはイタリアンだった。

「田舎風家庭料理のお店なんです」レルが先に入った。

「そういえば初めてかも。ふゆさんとこんな風に食事するの」

「初めはワインか」

「料理はお任せにしましょう」

ふゆはメニューを閉じた。

「じゃあ、乾杯、ってわけでもないですね」

「何だ、この丸いの」

「ゼッポリーネです。食べてみてください」

アスパラガスのホットサラダが添えられてある。

「ありがとう」

「え? 何がですか」

「いただく時に言うだろ」

「いただきますじゃないんですか?」

「俺の家では昔からそうなんだよ」ふゆはゼッポリーネを口に放り込んだ。

レルは笑っていた。

「アスパラガスってのはイタリアではつくしみたいなものなんだろ?」

「つくし?」

「春になったらそこら中に生えてるんじゃないのか」

「そうなんですか?」レルはゼッポリーネを切り分けて食べていた。

「私も春になったらあっちでは新型スマホでしょうね。こんな古めかしいの使ってるのうちだけじゃないですか」

レルはもう手になじんだフィーチャーフォンを持った。

「ふゆさんの電話番号バッチシ入れておきますからね」

ラザーニャが来た。

「すごいボリューム」

「食べなきゃ損だな」

「ホテルのシャンプーわざと使い切るタイプ」レルはテーブルナプキンで口元を拭いた。

熱々のまま食べているふゆをレルは見ていた。

「お母さんみたい」

「あ? 何がだ」

「いえいえ」レルはラザーニャを軽くかき混ぜて食べた。

「本当にいいのか?」

レルは食べながら肯いた。

ふゆはテーブルナプキンで口を拭いて窓を見た。

「湯った、てのはなあ、つないだって意味だろ。漢字、知らなかったんだな。結った」

レルは不審な目をして自分の髪を後ろで結う動作をした。

ふゆは肯いた。

その時、レルは何もかも理解した。

イタリアンから出るとレルの口数は少なかった。

「来年も桜は咲くのかな」

外では夜なのに草刈り機の音がしていた。

「私、ちょっと酔ったみたいです」

「親父から昔、必ず人の道は外れるなって厳しく教えられた。でもその一方、簡単に人の道を外れる人がいる。どうしてかな」

「立件できないでしょうか」

「子供はどうなる」

レルは押し黙った。

「長い目で見れば良好な状態を保った方が」

「そういうの保守って言うんですよ。男尊女卑」

レルの目には少し涙が付いていた。

「やっぱり最悪の食事になっちゃった」


 舞子の出産の日は近かった。

レルからしつこく電話がかかってくる。

もうどうでもよくなってきた。

レルが訪ねて来た。

「ここはやめて」

外に連れ出した。

「間違いないのね?」

空には何もない。

舞子は肯くことも首を振ることもなかった。

「私、力になるよ?」

俯いて、レルの胸を押しのけた。

「もういいんだ」

舞子は何も話さなかった。覚えてないのだ。始めはどうだったとか詳しく思い出せない。記憶に重い蓋がしてあるようだった。

ただ、ベコベコのウッドカーペットが浮かぶ。

「覚えてないのね?」レルは舞子と手をつなごうとした。

「そういうの、回避って言って・・」

「うるせーな!」

レルは思わず手を離した。

「・・っていうことがあったんですよ」

「出口が森だっただけだ。表も裏も森」

「そうかも知れませんね」

「そして誰もいなくなった、か」

誰も証言できないことを言っているのだ。

「玉田は糸を張ってたんだな。蜘蛛のように。他に被害者もいるはずだ。余罪」

「それならファイルしてあるはずです」

「誰もが口を噤むだろうよ。子供ができたのはこれが最初かも知れない」

「白田くんの子供だと思ってた」

「もうとっくに終わってるだろう」

ホームだった場所の天満宮に来ていた。

「昔は賽銭、投げるのがもったいなくてな」ふゆは硬貨を投げ入れて、鈴を揺らした。

「私、入れる気になりませんよ」

「それでもいいさ」ふゆは後ろのホームを振り返った。

白い外壁塗装に大きな窓、何階まであるのだろうか?

愛の他に入れる物がなかったはずだ。

「愛の中に神はいないよ。愛は空っぽだから入れるものがない」

「舞子ちゃんの頭も今は空っぽなんでしょうね」気付いたらレルもホームを見ていた。

「自分の子供を捨てるのもいるもんなあー」

小さな星の小さな願い。

「小さなこえが聞こえるか」

秋がまだ空高かった頃、老人がここから投げ出された。

出水は始めから自供している。他の虐待をしていた職員たちは黙っている。

舞子と同じではないか。ただ、記憶があるかないかの違いだけだ。

「逮捕されたら話します」という関係者が多い。犯人が逮捕されないことには声も上げられない。玉田を訴えるのは恐らく不可能だろう。

重くのしかかってくる。この現実が蓋なのか。

ふゆは黙って、ホームにかかった鍍金のような空色を見た。

天井で光が踊る。ふざけて。

舞子は産科医の分娩室に寝ていた。まだ誰もいない。順番を待っていた所はベコベコのウッドカーペットで空気の膨らみを足で押すと、また違う方が膨らんだ。

胎動が始まった。この痛みが子供なのか。

私の股の間で何か人が動いている。何か思い出そうとしていた。

「ちょっと髪が引っかかって」

「もう少しですよ、お母さん」

「安産だねー」

すぐに湯に浸けられ、紐が切られ、産声を上げた。

舞子の顔の横に赤ん坊が乗せられた。

久美子くみこ、久美子です」

舞子は久美子の和毛に指の腹で触れた。まだ赤い。

小さな羽が生えているようだった。

夕日がこぼれる。

やり場のない未来が出口を求めている。

人がいるから神は降りてこないのか。

「怖がらなくていいよ」

赤ちゃんは笑っているように見えた。

私の夜からほんのり朧な星が出た。

久美子はすーっと眠りに入った。手の中で。


white wind


「・・されたってことですか」

「男と女の問題だ」

舞子は玉田の家に寄り付かなくなった。

玉田は眼鏡を折りたたみポケットチーフに入れた。

レルは最後に会うのは舞子と決めていた。

レルの発つ日、朝のニュースの始まる時間、ふゆはサウナに入っていた。

水を飲みに脱衣所に行くと、念のためロッカーに入れておいた社用のフィーチャーフォンにレルからの着信が残っていた。

「どうした?」汗を拭く。

「さよならじゃなくて助言を」

「失敗はするもんだ。意地でもしようって気になるからな」

「ありがとうございます」

脱衣所でキングサイズの焼酎を持ち込んでるおっさんが目にかかった。湯上りのビールじゃ飽き足らなくなった。

「酒飲みてー!」


少し雪が舞った時。

雪が街を形にして、雪が街のように振る舞っている。

「そう。生まれたんだ」

舞子の目の横に楕円形の月が見えた。

「誰とでも寝る女だなんて言わないで」

「記憶が」

紅の――瞬間。

「お母さんの世界に行きたい。ははおや」

「分かった」

見送りには誰もこなかった。

夜のガラスは見詰めるように、レルも見詰め返した。

誰にも見せたことがない目を瞑るこの頃。

何にも分からなくたって思い出せるから。

搭乗橋を渡る時、振り向いて。東京の声だったのかも知れない。

赤ん坊。他人棒とは一体何のことか分からないまま。

異動先は川が近い所だった。

「・・に配属になった赤内くんだ」

「赤内レルです。はじめましてっ」

「さあ、みんな仕事仕事。そんな大した事件は起こらないと思うけどね」

レルは川岸に下りた。

大げさじゃない。日本人の命が指に乗っかっているのだ。

新聞記者は新聞記者のままだ。

垂直に雲が落ちている。

――血を湯ったよ、英人。

だからここに私がいるのかな。

「うっす」レルは思わず頬を叩いた。

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