　新しい場所での輝く生活を切望し、秋から冬をひたすら土の中で籠（こも）って耐えた。

　新たな生活を夢見て、思い思いの場所へとふるいにかけられに行った。

　その結果で一喜一憂しただろう。

　春には新しい生活が始まるはずだ。

　早春に大地から芽吹いて空へと伸び、そして蕾（つぼみ）を膨らませて今花開く。眩（まばゆ）いクロッカスのような君たちへ。

　新しい生活の世界は、自由という青春の喜びで満ちているはずだ。

　若者よ、羽ばたけ！

　新しい場所で青春を謳歌（おうか）せよ！

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