レトロゲームプレイ日記 ドラゴンクエスト3 そして伝説へ・・・ ~勇者、遊び人、遊び人、遊び人のパーティーがダーマ神殿に辿り着くまで~

武藤勇城

1週目 ルイーダの酒場でパーティー編成

【ゲーム基本情報】

 ゲーム機器:ファミリーコンピューター

 タイトル:ドラゴンクエスト3 そして伝説へ・・・

 ゲーム会社:エニックス

 発売日:1988年2月10日

 ジャンル:ロールプレイングゲーム

 定価:5.900円

 参考価格:中古品ヤフオク落札価格150円 (FCソフトのみ)~3.600円 (箱説付き)~10,000円前後 (箱説付き・美品)~新品未開封品落札最高価格53,001円


【ゲームの特徴】

 主人公の少年に成りきって、父の仇でもある魔王・バラモスを倒す旅に出る。

 旅の仲間を3人まで、任意でパーティーに加える事が可能。基本的なパーティー編成は初期状態で用意されており、その場合は『戦士』『僧侶』『魔法使い』+主人公の『勇者』になる。これが最もバランスの良いパーティーだが、自分でキャラメイクしたその他の職業、『武道家』『商人』『遊び人』などを使う事も可能。職業ごとに特徴があり、呪文を使えるのは『勇者』以外では『魔法使い』と『僧侶』のみ。

 町の外でモンスターを倒し、経験値とゴールドを入手し、レベルを上げて装備を整え、魔王を倒す事が最終目標になる。なお、DQ3では、前作やそれまでのRPGとは異なり、この魔王を倒すという主目的を忘れて転職とレベルアップを繰り返す、といった楽しみも生まれた。これ以降のRPGでは、メインストーリーを追わない、比較的自由度の高いタイプの作品も多数生まれた。


 それではスタート!



【ゲーム開始】

 それは ゆうきが 16さいになる

 たんじょうびの ことであった。


「おはよう ゆうき。

 もう あさですよ。

「きょうは とても たいせつなひ。

 ゆうきが はじめて おしろに

 いくひ だったでしょ。

「このひのために おまえを

 ゆうかんな おとこのことして

 そだてた つもりです。


 最初の城下町、アリアハンにある自宅のベッドの中から物語は始まります。階段で待つ母親のところまで行くと、自動的に王城の前の道まで強制連行されます。そこから引き返そうとすると・・・


「ゆうきや どうしたの?

 おうさまに あっていらっしゃい。


 と、母親に引き留められてしまうので、そこから引き返す事は出来ません。真っすぐ北側、画面の上の方へ進むと、お城に入れます。入口の左右にいる兵士に声を掛けると・・・


「アリアハンの おしろに

 ようこそ。


 この定型文を繰り返すだけです。二階の左右にいる兵士も・・・


「さあ おうさまが

 おまちかね ですぞ。


 という定型文。その他、城内には色々な人が歩いていますので、初めてプレイする場合は皆に話し掛けて情報を集めましょう。その辺は全てすっ飛ばして、王様に話し掛けます。王様と話をしないとゲームは進行しません。


「よくぞ きた!

 ゆうかんなる オルテガのむすこ

 ゆうき よ!

「そなたの ちち オルテガは

 たたかいのすえ かざんに おちて

 なくなったそうじゃな。

「そのちちの あとをつぎ

 たびに でたいという そなたの

 ねがい しかと ききとどけた!

「てきは まおうバラモスじゃ!

「せかいの ひとびとは

 いまだ まおうバラモスの

 なまえすら しらぬ。

「だが このままでは やがて

 せかいは まおうに

 ほろぼされよう。

「まおう バラモスを

 たおしてまいれ!

「まちの さかばで なかまをみつけ

 これで そうびを

 ととのえるが よかろう。


 ゆうきは おかねと

 なかまのための ぶき ぼうぐを

 もらった!


「では また あおう!

 ゆうきよ!


 という事で、持ち物と、貰ったお金をチェック。ザ・初期装備って感じで、珍しいものは何一つありません。貰った装備は、どの職業でも装備可能。プレイヤーキャラクターの初期装備は『銅の剣』と『旅人の服』で、アリアハンで買える装備の中では良い方です。装備を含めた初期ステータスは以下。


E どうのつるぎ

E たびびとのふく

  たびびとのふく

  こんぼう

  こんぼう

  ひのきのぼう


 50ゴールド


そうび:どうのつるぎ、たびびとのふく

  7:ちから

  6:すばやさ

  7:たいりょく

  7:かしこさ

  4:うんのよさ

 15:さいだいHP

  7:さいだいMP

 19:こうげき力

 11:しゅび力

  0:EX


 アリアハンの町の中を巡っても良いのですが、大した情報もないので、さっさとルイーダの酒場へ向かいましょう。


「ここは ルイーダのみせ。

「たびびとたちが

 なかまをもとめて あつまる

 であいと わかれのさかばよ。

「なにを おのぞみかしら?


 1階のカウンターで話をすると、仲間を加える、外すといったコマンドが使えます。初期の仲間として用意されている、戦士、魔法使い、僧侶の3人を仲間にするのがバランス良く、非常に楽にゲームを進められると思います。戦士の代わりに武道家を入れるのも悪くない選択で、戦士顔負けの攻撃力と、戦士を遥かに上回る素早さが特徴。また、会心の一撃が出やすいので、メタルスライムを倒す際には戦士より楽になります。最強クラスの装備が出てくると、装備できるアイテム数では戦士より遥かに劣りますので、最終局面に近づくにつれ戦士の方が強くなると思いますが、大差はありません。その他、前衛として、商人を連れて行くのも一つの方法です。商人は、戦闘面でいえば劣化型の戦士でしかありませんが、戦闘終了後にゴールドやアイテムを見付けやすいという特徴があります。序盤、ゴールドに困らず、アイテムや装備を買い揃えられるのが大きなメリット。そして遊び人ですが・・・


「あそびにんは ほんとうに

 やくたたずだ。

「つれてゆきたいなら

 じゅうぶんに つよくなってから

 シャレのつもりで なかまにしろ。


「けんじゃは えらばれしもの。

 しゅぎょうを つんだものだけが

 なれるそうだ。


 という事で、あらゆる職業の中で最低のステータスです。武器装備もロクなものが使えず、成長も見込めず、呪文も覚えない代わりに、全く無意味な特技だけを覚え、戦闘中に命令を無視して勝手に使い始めます。ハッキリ言って足手まといですので、通常プレイをする場合は、序盤でパーティーに入れるのはやめた方が良いでしょう。


 ・・・しかし!


 今回は、そんな遊び人キャラを3人作って、それらの足手まといを引き連れてゲームを進めようと思います。ぶっちゃけ、4人パーティーでプレイする場合の、最も難易度の高い遊び方になります。ルイーダの酒場の2階へ行き、作った新キャラクターは以下の3人。言うまでもなく、全員『遊び人』です。今回は、男性1名、女性2名にしました。王様に貰った装備を渡した後のステータスは、以下の通り。


なまえ:じゃく

そうび:こんぼう、ぬののふく

  4:ちから

  4:すばやさ

  4:たいりょく

  2:かしこさ

 10:うんのよさ

 11:さいだいHP

  0:さいだいMP

 11:こうげき力

  6:しゅび力

  0:EX



なまえ:くいいん

そうび:こんぼう、ぬののふく

  3:ちから

  3:すばやさ

  4:たいりょく

  1:かしこさ

  9:うんのよさ

 11:さいだいHP

  0:さいだいMP

 10:こうげき力

  5:しゅび力

  0:EX



なまえ:はあと

そうび:ひのきのぼう、たびびとのふく

  3:ちから

  3:すばやさ

  6:たいりょく

  1:かしこさ

 10:うんのよさ

 14:さいだいHP

  0:さいだいMP

  5:こうげき力

  9:しゅび力

  0:EX



(余っている布の服を売却、所持金+7ゴールド)

所持金:57ゴールド

プレイ時間 (特別版の執筆時間を含む):約210分

プレイ時間 (上記に加え、こちら通常版の執筆時間を含む):約250分


※因みに、新しいキャラクターを作ると、必ず『ぬののふく』を装備しています。そのキャラを仲間に加え、布の服を剥ぎ取ってパーティーから外し、奪った服を道具屋で売る。という行動を繰り返すと、序盤から無限のゴールドを入手可能です。但し、そんな無駄な努力をするより、モンスターを倒した方が早いです。

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