所望
「わかった。いつにする?」
「来週の日曜日は?」
「空いてると思う。俺もヒナも」
「じゃ、日曜日ね」
日曜日。
遊園地内
4人でご飯を食べたときと同じファミレスにて
「お子様ランチふたつください」
「かしこまりました」
デザートのプリンを食べてるときだり
チナツがぽつりつぶやいた。
「こんなお兄ちゃんほしいな」
「え」
俺とカナデ、思わず顔を見合わせる。
カナデの顔がほのかに紅い。
「そ、それにしても、あんた相変わらず、冴えない見た目ね」
「悪かったな」
「な、おにい、実はカッコいいのよ
前髪をかきあげるとイケメンなんだから‼︎」
「ほらー」
と言い出し、俺の前髪をかきあげた。
「や、やめろ!!!」
「やっぱりイケメンのお兄ちゃんほしい」
とチナツ
「おにいとチナツちゃんのお姉ちゃん結婚すれば
お兄ちゃんできるよ」
チナツ「結婚してよー」
「つ、付き合ってあげても
いいけどっ!その代わり、男前になってもらうんだからね」
「ううう」
「ほんとは高校時代から実はカッコいいいんじゃないかって気になってはいけたけ
ど、ガチでカッコよくなる時がきたんじゃないの?」
「あ、やっぱりチナツちゃんのお姉ちゃん、
おにいのこと好きだったんだ。
だって、私がふざけて娘ですって宣言してみせたとき、顔色変わったもんね!めっちゃ焦ってたもんね!!」
「す、鋭いわね。ヒナちゃん」
俺ら二人、しぶしぶ交際を始める。
俺が一歳、歳を重ねた時
俺にチナツという可愛い妹ができたのでした。
「お兄ちゃんー、一緒に買い物に行こ!!」
「ダメよ、なんでシンジと腕くんで買い物行こう
としてんのよ、私の旦那なのよ!シンジは!」
俺は両手に花状態でとても幸せですw
遊園地で高校時代の美人同級生と出会った陰キャの俺→姪っ子を連れてたら俺の娘だと勘違いして慌てふためいているんだが、もしかして 俺のことす、好きだったとか!???? 雲川はるさめ @yukibounokeitai
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。遊園地で高校時代の美人同級生と出会った陰キャの俺→姪っ子を連れてたら俺の娘だと勘違いして慌てふためいているんだが、もしかして 俺のことす、好きだったとか!????の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます