来訪

ガチャ…


「おにい!!!おはよ」


「ヒナ…いくらなんでも早すぎだろ」


「俺はおまえのおじさん、、まぁ、

お兄と呼ばれて悪い気はしないな」


「ま、呼び方なんていう、細かいことはどーでもいいな」


この。目の前にいる地毛で茶髪のツインテ子供は、俺の姉貴の娘で。

保育園の年長だ。名前は先にも出てきたがヒナ。

「おかーさんから派遣された」


「派遣なんて言葉、いつ覚えたんだ…汗」


「お兄がおかーさんの代わりに遊園地連れてってくれるって」

「やったーい」


ダメだよな。こんな嬉しそうな無垢な顔された仕方ねぇ、一緒に行くかってなるよな。


財布には2万ほどあったか。

遊びに行けるけど、姉貴のやつ、俺が断らないことを見越して自分の娘を派遣しやがったな。


「お兄、着替えてくるからちょっと待ってろよ」


「わかったー」


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