回文『幹部以下』

 暇をもて余す平社員たちの元に、美人の新人が入社した。

実は那須の幼馴染みであった彼女。那須の帰郷を待っていたが、一向に帰ってこない彼に業を煮やし同じ会社へやってきたらしいと噂が広まる。



滝「中本の友かな?」


中本「賄い仲間?」


那須「今野…舞……」


中本「仲良ししよかな!」


那須「ない!!よいな?」


中本「那須、カッカすな!」


滝「宜しくしろよ!」


中本「好き?キス?」


滝「何度待たせた?マドンナ」


那須「やや」


中本「夜のるよ!」


滝「飲も!歌うもの!」


那須「よく行くよ…」




 平社員たちの酔いどれ行脚でござる。

シメのカラオケで、ある人物と遭遇した那須の一行。

酔った勢いでその人物を無理やり自分たちの部屋に連れ込んだは良いが、中本だけは気付いたのだ。

その事態に。




酔えよ通えよ~♪︎



那須「来たよ!誰だよ、滝?」


滝「だれだ?」


中本「やめや…」


滝「名、呼べよな!」





代田「暇で麻痺?」





滝「まさか!人事課様…」


中本「あーあ…」


那須「やだよ!人事、代田よだや!」


滝「クビ?!クビ?! びくびく…」



代田「流刑…いける?」




即日、人事異動の辞令が出たんだとか。

くれぐれも酒は飲んでも飲まれるな。

みなさんもお気を付けて。


私はしたわ~


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