第2話 余命宣告

 俺と母親はかかりつけ医に紹介された大きな総合病院に来ていた。それで名前を呼ばれてはいっていった。そこで、いろんな検査をしていき分かったのは…


「余命はあと半年前後です」


確かに最近は体調を崩しやすかったし、だから風邪にもなったわけだなっとくがいくかもしれない。


「それで何の病気なんですか?うちの息子は助からないんですか?


「ステージ4の進行がんだ。もうすぐでステージは5になるだろう、だから、時間稼ぎしかもうおそらくできないだろう」


「そうですか」


俺は冷静に答えることができたが、母はうつむいて泣いているようだ。


運動をして息切れがするのも体調が最近悪くなる原因ががんだったようだ。もう治らないようだし、最後まで満足して生きることにするしかない。


本当はもっと早く見つかっていれば治せたかもしれないが今更過去を振り返っても遅いし今のことを考えたほうがいいだろう。


学校にもあまり早くいくこともできないだろう。遅れていくことになるかもしれないな…。自分の体調を考えて頑張ろうと思う。今は8月の最初の週だもしかしたら、卒業式には出席できないかもしれないが生きている可能性はある。


診断書と薬をもらった俺は無言になった母親と病院を後にしたのであった。


自分がもう少しで死ぬことを知った典孝は少しの不安を感じたのであった…


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