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鮮やかなオレンジの体にギョロリとした目。ミミズクらしき
「本好きですよね?入ります?入りません?入りましょう!」
それに、なんと言ってもこの本の山!造り付けの本棚が
カウンターキッチンでは、ミミズクが
というか、そもそもミミズクってヒトと会話できたっけ?
こんなにカラフルだったっけ?
もしかして着ぐるみ?
これは何かの夢?
今更いろんな
「はい、おまちどお。ポポくんのミックスジュースです〜」
パフェのような大きめのグラスに、とろりとしたクリーム色の飲み物が入っている。
「え、僕、お金持ってないです、注文してません」
思わず断ると、目の前のミミズクは大きな声で笑った。
「なあに、子どもからお金は取りませんよ!いちおう
「そ、そうなんですか……」
「サービスですよ」
ミミズクはボイスチェンジャーをかけたような声をしていて、そこもまた
とりあえずまあ、お言葉に甘えてありがたく頂こう。ちょうど喉も
「なあに、お安い
「僕は……
「ほう、ミノルくん。まずはゆっくりジュースでも飲んで、落ち着きなさいな」
そう言ってミミズク、もといブッコローさんはカウンター越しに僕の
急に知らないひと(ミミズク?)だったブッコローさんが
「い、いただきます」
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