事件の終結後
鬼塚を気にかけていた森崎一家と春日一家から手紙をもらった何でも屋。
一春とゆりあによると、親が逮捕された4人の生徒は転校する事になり、それぞれ親戚に引き取らて行ったそうだ。
鬼塚を追い詰めてしまった事や今までの虐めが原因でクラス内で送別会はやらなかったようだ。
4人の生徒が転校後、布川未来は道徳で妖怪と人間の共存をテーマに授業を行い、別日に全校生徒が集まり、ある人物を呼び、妖怪について話をした。なんとその人物は鬼塚達が知ってるぐらい著名な人物だった。特別授業と質問の時間が終わった後、ゆりあはその人物に鬼塚の事を話した。ゆりあの話を聞いてその人物は大変興味深く思い、鬼塚に会いたいとゆりあに伝え、ゆりあは急いでノートの切れ端に何でも屋の連絡先を書いた。ノートの切れ端をもらったその人物は、
「ありがとう!あなたのおかげでいい話が聞けた。その牛鬼に会いたくなったよ!」
そう嬉しそうに話したそうだ。
手紙を読み終えた何でも屋一行は、あり得ない話だと思った。
ちょうどその時、電話が鳴り、鬼塚が応答した。
「はい!何でも屋です。…はい…。え、え!…。本当ですか?はい…」
鬼塚は自分の手帳とカレンダーを確認し、
「来週でしたら、可能です。…かしこまりました。来週月曜日お待ちしております。失礼します」
鬼塚は電話を切った。
「どなたでしたか?」
伊万里が尋ねると
「その手紙に書いてある方が来るんだよ!」
鬼塚が興奮気味に答えた。
「え、え〜!」
伊万里達は驚いた。
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