5

俺たちは無言で司が食べ終わるのを待った。会話などは一切なく、ただただ暇だった。司はそんな俺たちを見かねてか、早めに食事を済ませてくれた。今日は、司に心労しかかけていない気がする。悪いとは思うが、司も人を巻き込みがちな部分があるのでおあいこだろう。

「すみません、お会計お願いします」

「あいよ!」

ここでの食事は、全て司の奢りだった。「申し訳ありません……」としょんぼりするマリーに、「あいつは人の面倒見るのが好きだから気にするな」とフォローを入れ退店した。

「あのお店のオムライス、美味しかったでしょ?」

「機会があれば食べてみたいですね」

前二人が食事の感想を述べあっている中、俺と235はまたもや無言だった。元々人と話すのは好きではないが、こうも無言が続くとストレスだ。235はストレスなんざ感じていないだろうが。

やっぱりこうして見ると、俺より司の方がマリーにお似合いなのではないだろうか。二人とも優れた容姿をしているし、街中を歩いていたら映えるだろう。235と共に帰ろうか____そう考えた時だった。

「私は、思ったことがあります。私達を元に戻す方法があるんじゃないかって」

マリーはこちらを振り返りながら言った。だが、その発言は235によって可能性を抹消される。

「不可能です。マスターは選ばれた一人、人間に戻す方法なんて存在しません。いつか朽ち果てるまでの命です。それにそれはミス・マリー。貴女も同じです」

 薄々わかっていたことだが、改めて言われるとショックだ。機械油が頬を伝った。「マスター、どうかされましたか」と無機質な声で問いかける235に答える元気もなく、その場に蹲った。

「あ、秋! とりあえず立とう! マリーさんはこっち持って……そうそう、そんな感じ」

 司が強引に俺を立たせようとしてくる。その行為に苛立ちを覚え、気づいたら口から言葉が出ていた。

「うるせえな、機械になったこともない奴が!」

 司は黙り込む。その後、「……ごめん」と返事があった。それがあった頃には俺の頭も冷めていて、「こちらこそごめん」と言えた。だがこの場を支配する沈黙は去ってくれない。          

「戻せないなら戻せないで、私は秋さんと仲良くしたいです」

それを打ち破ったのは、マリーだった。

「え、でも……」

 俺はいつか朽ち果てる実験体だ。いつまでマリーと一緒に居られるのか、わからない。

「大丈夫です、私どんな秋さんでも受け入れますから。だから……もう少しだけ、話がしたいんです」

 恋愛に疎い俺でも、それが好意であることはわかった。やはり、肌色が水色でよかったと感じる。そうでなければ、真っ赤な顔で爆発でも起こしそうだ。

「……勿論、構わない」

 それしか、言えなかった。その声は震えていたかもしれないし、情けない声だった様に思う。

「じゃあ、僕と235ちゃんは先に帰るよ。二人でごゆっくり」

 司が気を利かせたのか、二人は俺たちに背を向けた。

「待ってください、私の仕事はマスターの経過観察です」

 しかし235は一筋縄ではいかない。今日だってそれが目的でついて来た様なものだ。

「たまには休むことも重要だよ」

 司は強引に235の手を取り、池袋駅の方へ歩き始めた。端から見ると少女を誘拐している様に見えなくもない。が、司の心遣いは有難い。

「では、私が先ほど見つけたカフェに行きましょう。飲み物は残せばいいですし……」

 マリーは俺の手を取り歩き出した。少しは俺に心を開いてくれたのだろうか。そうであるなら、嬉しい。現実で美少女と出会って仲良くなるなんて、ありえないことだから。



 走ること五分弱。充電が減っているのが気になるが、肉体的疲労は一切なかった。息もあがっていない。マリーの方はそうもいかず、ぜえぜえと呼吸を整えている。

「秋さん、ここです」

 マリーが扉を開くと、客がまばらな喫茶店の光景が目に入った。隠れ家風だ。

「この店にようこそ。ゆっくりしていってね」

 俺の容姿は誰からも気にされるみたいで、店主は目を合わせようともしなかった。

 立っているのもおかしいので、席に座る。俺達は食事が出来ないので、一番安いアイスティーの注文だけを行った。世間話の一つでも間に挟むか、と思い口を開けた瞬間。

「秋さんは、どうしてアンドロイドになったのですか?」

というマリーの問いかけがあった。

「わからない。朝起きたら、こうなっていた」

「へぇ……。実は、私も同じなんです。本来居た世界から突然こちらに来てしまって……こんなこと言われても、困りますよね」

「気にするな。俺も未だ混乱中だから」

「……そうなのですね。突然すぎて、よくわかりませんよね」

 マリーもこの状況に混乱しているみたいだ。当たり前なのだが、親近感を覚える。

そんなやり取りをしている間に、アイスティーが運ばれてきた。残すから惜しいと言えば惜しいが、そんなことを気にしている場合ではない。

『充電シテクダサイ』

 俺の体内から発される音声に、マリーも驚いたのか、目をまん丸く見開いている。慌てて充電メーターを見ると、赤く点滅したゲージと「5%」の表示。今から俺の家に戻っても、間に合うかどうかわからない。マリーは一言も発さず、ただこちらを見ている。

「マリー、悪いんだがこの辺で充電できるところはあるか?」

 マリーはやっと正気を取り戻したのか、一つの提案をしてきた。

「わかりません……。この店のオーナーさんに話してみるのはどうでしょうか。悪い人ではなさそうでしたし……」

「いや、流石に悪い……だが充電しないとマズいからな。やるだけやってみるか」

 店長に事情を話すと、最初は戸惑っていたもののコンセントを貸してもらえることになった。人のいい店長だ。

 コンセントを探すと、あっさり見つかった。俺の充電ケーブルを引き出し、コンセントに差す。

『充電が確認されました。オートスリープモードに移行します』

 途端に視界が真っ暗になった。最後に聞いたのは、「秋さん? 大丈夫ですか?」というマリーの声だった。



目が覚めると、真っ暗闇の中だった。時間を確認すると、深夜二時。店長は家に帰る訳でもなしに、俺のことを見守ってくれていた。そこに言葉はなかった。何故なら、店長本人も寝てしまっているからだ。オートスリープモードが発動したから心配になったのだろうか。

マリーはとっくに寝たらしく、規則的な寝息が聞こえてくる。恐らく彼女もスリープモードなのだろう。このままこの場から去ろうか。しかし、この時間では終電がない。申し訳ないが、始発まで待たせてもらおう。

と、考えていると左腕が光った。同時に音声が流れだす。

「マスター、問題はありませんか」

 235の声だ。思いの外大音量だったのでマリーが起きないか心配だったが、寝息はまだ聞こえているので大丈夫だろう。

「問題ない。お前今どうしてるんだ、司の家か?」

 マリーを気遣い小声で話す。

「はい。マスターの現在位置はこちらで把握しているので報告は不要です。くれぐれも変な気は起こさないように気を付けてくださいね」

「起こさねぇよ!」

 そもそもそれを行う器官もない。「では明日には必ず家に帰ってきてください」と一言残されて通信は切れた。

____マリーの隣で寝顔を観察してみようか。

 ふと思いついてしまったが、良いのだろうか。いや、これはマリーではない。よく似たアンドロイドだ。寝ているマリーの顔を少し見るだけだ。そう思い罪悪感を打ち消す。目を暗視モードに切り替え、彼女の寝顔を覗き込む。

「可愛いな……」

 思わず独り言をこぼす。想像の斜め上を行く可愛さだった。薄い唇が、すぅすぅと寝息を立てている。そして正気に戻ったが、完全に変態のすることだ。自己嫌悪に陥るが、やってしまったことは仕方がない。バレている訳でもないんだし。

マリーの頭をそっと撫でる。当然何の反応も返ってこないが、それでいい。


結局寝顔を見ていただけで一夜が明けた。そろそろ起床時間だろうと思い、電源コードを抜く。そうしたら、「おはようございます、秋さん」と声が聞こえた。それは間違いなくマリーのもので、いつから起きていたのかとかきもしない汗をかいた気分になる。

「お、おはよう……」

 気まずさから、声のトーンが低くなる。俺は罪悪感で、調子が乱れまくりだ。

「おはようの挨拶は、私の国ではこうなんですよ。……じゃあ、目を閉じてください」

「あ、ああ……」

 言われるがままに目を閉じると、口に何か柔らかなものがあたった。それが何かはわかるが、脳の処理が追い付かない。

脳がオーバーヒートしてまた俺は『緊急スリープモードに入ります』という音声と共に意識を手放した。



「……起きましたか?」

 どれくらい時間が経ったかわからないが、日が高く昇っていた。店長はもう厨房に行ったらしい。ここには居なかったし、厨房の方角から音がした。

「起きた」

 そう一言呟くと、「良かったです」と笑顔のマリーから返答があった。その笑顔にまたオーバーヒートしそうになるが、ここはグッと抑え頭を冷やす。冷却装置が働き、頭部を冷やしたみたいだ。

「いつまでもここに居る訳にもいかないな……」

「そうですね……」

 困った顔のマリー。俺には自分の家があるが、彼女にはそういったものがあるのだろうか。

「……家は、あるのか?」

「いいえ。ここのことを何も知らないものですから……。それに、信じて貰えるかはわかりませんが……」

「何だ?」

マリーは苦渋の面をし、言葉を発した。

「私は、この世界のモノではありません。何処にあるのかわからない、遠い場所からここまで連れてこられました。その地の名前はシャングリア。お世辞にもここより文明が発達しているとは言えない場所です」

 シャングリア。それはマリーの故郷の名前だ。ゲーム上では非常に重要な地として、クエスト等で行かされる。

「……知っていた。マリー……いや、マリー・シュゴール。お前の居た場所のことを、俺はよく知っている」

 驚き顔のマリーに、スマートフォンを差し出す。画面には、シャングリアの景色が映されている。

「これは……シャングリア……! どういうことなのですか! どうして貴方がシャングリアの景色を……」

「細かい説明は後だ。とりあえず俺の家に帰るぞ。235がうるさいからな。家で絶対説明するから、少しだけ待ってくれ」

「……わかりました」

 頷いたマリーの手を取り、厨房の方へ向かい礼を言う。店長は親指を立てて返してくれた。良い人だ。そして俺たちは店を出て駅に向かう。そこでマリーの分の切符を買い、帰路に就く。電車に乗っている間、会話は一切なかった。マリーが車窓の風景に見とれていたからだ。話しかけても無反応になるほど、熱中して見ていた。確かにゲームの世界観上、高層ビルは建っていないのだが。それにしても熱心だ。俺も異世界転生したら、そうなるのだろうか。

そうこうしている間に俺の家の最寄り駅に着いた。マリーにはそもそも、鉄道が珍しいらしく駅舎を見つめていた。

「おい、行くぞ。こっちだ」

「すみません、シャングリアには無いもので珍しく……待ってください、ゆっくり歩いてください」

「ああ、すまない。少し急ぎすぎたかもしれないな」

 小走りのマリーに歩調を合わせ、家まで歩く。道中はやはり無言で、俺のコミュニケーション能力の低さが露呈している。家に着くと鍵を取り出し、扉を開ける。ドアのその先に居たのは235で、「遅いです」と一言残すと部屋の奥の方へ去っていった。早く帰らねば、という思いが先行していたがよく見たら部屋が凄く汚い。ゴミは放置されているし、物は散乱しているし。235はよく文句の一つも言わず待っていたものだ。いくら感情がないとしても。

「……これが、秋さんのお宅、なのですか?」

「……そうだ」

 マリーも反応に困っているのが伺える。それはそうだ。こんなゴミ屋敷に人を招くなんて、非常識極まりない。

「……とりあえず、椅子にでも座ってくれ」

「わかりました」

 マリーが座って待っている間に、部屋を大雑把に片付ける。少しはマシになった光景に満足し、俺も布団に座った。

「マリー、何から問いたい」

 マリーはまたもや困った表情を浮かべた。しかし、すぐに決心がついたらしく

「何故貴方が、私やシャングリアのことを知っていたのか。まずはここからです」

 そうだよな、と内心思いながら平静を取り繕う。

「それは、俺が遊んでいるゲームにシャングリアやマリーが登場するからだ。どういう経緯で『今のマリー』になったのかはわからないが、俺はゲームがサービスを開始してからずっとマリーのことを知っている。好きなものは子牛のスープ、嫌いなものは……」

「も、もう結構です! 理解はできませんが、疑問に思うことが増えました。私達をこういった機械にした人は、何の意味があってそうしたのでしょうか?」

 俺もこの身体になって考えたことだった。だが、手がかりがない以上考えても無駄だと割り切っていた。

「ミス・マリー。その質問にお答えすることは出来ません。企業秘密です」

 235がきっぱりと言う。マリーは明らかに落胆していた。俺も内心ではそうだ。作った奴が不明の身体なんて、気持ち悪い。

「235、そこを何とか」

 俺も問いかけてはみるものの、

「マスターでも言えません」

 と一蹴されてしまう。235は味方と考えない方が良いのかもしれない。あまりにも機密情報が多すぎる。信用に値するアンドロイドではない。

 そういえば、電子説明書のどこかに製造会社が書いてあるかもしれない。願いを込めて説明書を開く。説明書は内容が濃く、中々それらしき情報に辿り着かない。そう思った時だった。六角形型の薄紫のマークを見つけたのは。

 これは、日本でも有数のグループ『kkkトリプルケー』のロゴだ。確かにグループだから、アンドロイド専用の部署や会社があっても不思議ではない。

「あの……秋さん?」

 ずっと無言な俺を不審に思ったのだろう。マリーが声をかけてきた。

「あぁ、すまない。敵の手がかりが一つ増えたんだ」

 途端に明るくなるマリーの表情。

「凄いです! 敵はどこにいるのですか?」

「ここからそんなに遠くはないな、地下鉄で数駅ってところか」

検索機能を駆使し、本部の場所を特定する。マリーはまた電車に乗れることが嬉しいらしく、

「私も頑張ります!」と意気込んでいた。

「……マスター、ミス・マリー。バレてしまったとはいえ、行かせる訳にはいきません」

 弊害があるとすれば235だろう。恐らく俺達が情報を握ったことは、彼女によってkkkまで知らされている可能性が高い。

「え、ええと……」

「マリー、スリープボタンだ。俺についているということは、235にもついているだろう。それを探して押せば235は眠る。一緒に探そう」

 そう言ったはいいものの、何処がボタンなのか見当もつかない。一応女性型だし、性的興奮を覚える場所を見る訳にもいかない。俺はロクに手出し出来ずにいると、マリーが「これですかね……?」とボタンを押した。倒れこむ235。恐らく正解だろう。大分抵抗されていたが、終わってしまえば大したことはなかった。

 235を布団に寝かせ、一休憩入れる。休憩という概念は俺達には必要ないが、気分というものがある。

「……そろそろ行くか」

「そうですね」

 立ち上がり、外へ出る。荷物を確認し鍵を閉め、駅へと歩き出す。その間、またもや俺達は無言だった。緊張と、これから戦う敵の強大さに怯えていた。少なくとも俺は。マリーが何を考えていたのかはわからない。

 やがて駅に着いたので、地下鉄のホームへと向かう。数分待てば電車が来るのだから、東京は便利な街だ。電車に乗り込むと、平日の昼間だからか空いていた。二人分の座席を確保し座る。

「戦うって……どうしたらいいのでしょうね」

 唐突にマリーが呟いた。彼女の本来の役割は回復役で、前線に出て戦うタイプではない。それもあり、戦闘経験に乏しいのだろう。俺がこの娘を守るんだ、と決意を新たにする。

「俺にもわからない。だが、やるしかない」

 手汗はかけないが、緊張が高まる。そのまま無言でいると、目的地に到着した。そこからのマリーは挙動がおかしく、辺りを見渡したかと思えばうつむいている。kkkのビルは駅から出た瞬間、すぐ目に飛び込んできた。

「止まれ」

 一瞬、誰に言っているのかわからなく進んでしまった。

「止まれ! 自立式思考型アンドロイドAK-3、自立式思考型アンドロイドMR-1」

 それは間違いなく俺の管理番号だった。動くと危なそうなので、歩を止める。マリーもそれに従った。

「よし。ついてこい」

 kkkの社員なのだろう。まだ若く、黒髪がよくスーツと馴染んでいる。威圧感はあるが、それは俺がコミュ障だからというのも相まってそう思えるのではないだろうか。

 男についていくと、kkkのビルに通された。中は豪華で、シャンデリアまで飾られている。絨毯も高級感があり、床は当然のように大理石だ。

「こっちだ」

 短い言葉で指示をする男。そのままついていくと、地下室に案内された。そこでの光景に、目を疑った。

 人の山。血の海。そして、俺の部屋を映すモニター。他にも色々なものが映されているが、どこも家主は外出中らしい。

「……これは?」

 思わず訊いてしまった。マリーは言葉を上手く紡げないみたいで、ただ口元を覆っている。

「外神秋、貴様のようになれなかった人間たちだ」

 つまり、アンドロイドになれず死んでいった人々ということか。やはり、俺を黒幕はkkkで間違いなさそうだ。許せない。こいつらは、人の命を何だと思っているのか。

「俺やマリーをアンドロイドにしたのも、お前らか」

 わかりきったことを尋ねてしまった。気が動転しているのが、自分でもわかる。

「そうだ、外神秋にマリー・シュゴール。貴様らは素質があったらしい」

 上から圧力をかける様な態度で、イライラしたがあくまで冷静に話を進める。

「何故俺やマリーをアンドロイドにした?」

 一番の問題はここだ。アンドロイドになってから、ずっと頭にあった疑問。この返答次第で、目の前の男を一発殴るかが決まる。

「くじで選ばれたからだ。それ以上の理由は存在しない」

 気が付いたら、握った手を握り返されていた。

「憎いか、外神秋。しかし貴様も単純だな、すぐに手が出るのは良くない。壊しておこう」

 そう言われ、避ける隙もなくホースで水を浴びせられた。途端に黒くなる視界。触覚も何を触っているのかわからないし、嗅覚や聴覚も機能していないのは明らかだ。ここまでか、随分酷い人生だったな……。考える力も弱ってきている。直に機能停止でスクラップにでもなるのだろう。短い生涯だった。

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