第13話:御大事に

チャプタ―1

ここは、病院の中である。

私は、院長室へ辿り着いた。

「ん、どうして、誰も居ないんだ?」

私は、やがて、屋上へ出た。

「さっきまで、誰かが居たみたいだな。」

チャプタ―2

ここは、上野恩賜公園である。

そこには、落とティタニィーが居た。

「ここら辺で、良いな。」

「どうなさるおつもりで?」

「ティタニィー。怪人は、完成したのか?」

「はい。ここに。」

そこへ、やって来たのは、アトロト獣「アトロトスキャナー」であった。

「是非、御命令ヲ。」

「三人で、街を破壊する。」

「仰セノママニ。」

「それでは、参りましょう。」

チャプタ―3

ここは、病院である。

「この病院を戻すのに、何日ぐらい掛かります?」

「そうだな。ざっと、三ヶ月。」

牡吏は、びっくりして叫んだ。

「あの二人を捜さないと。」

チャプタ―4

ここは、整備場である。

そこには、低とばらと美差気が居た。

「これで、全車両、OKだ。」

「何だ、あの騒ぎは?」

「私が行く。」

美差気は、レパリーシーに乗って、その場を後にした。

チャプタ―5

ここは、食堂である。

そこには、戸理二が居た。

「店長も製も修行に行っちゃったし、しばらく、

 店を閉めておこう。ん?街の方みたいね。」

戸理二は、鍵を閉めてから、ゲヒリトディーに乗って、街へ向かった。

チャプタ―6

病院へ、一人の女性が子供五人を連れてやって来た。

「ここか。ふーっ。」

私は、そこへ駆けつけた。

「どうしたんですか?」

「この園児達を治療して下さい。」

「御安い御用です。」

私は、幻衝術で治療した。

「あ、ありがとうございます。」

「いえ。」

チャプタ―7

ここは、新蒲田である。

「ティタニィーとアトロトスキャナーよ。街を破壊せよ。」

「仰せのままに。」

「御任セクダサイ。」

ティタニィーとアトロトスキャナーは、街を破壊し始めた。

「ウワーッ。キャーッ。」

私は、プフレーイーに乗って、そこへ辿り着いた。

「吏他。もう、後戻りは、出来ないぞ。」

「そんなの理解ってる。でも、行くしかない。」

「客人のようね。デバッグ。」

落は、十体ものデバッグを召喚した。

「アオ―ッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私は、拳や蹴りで、デバッグ達を一掃した。

「キエーッ。」

「こざかしい。邪幻衝。はーっ。」

落は、邪気を想像して術を放った。

「ウワーッ。」

「クククッ。弱いわね。」

チャプタ―8

「吏他。大丈夫?」

「えっ、あの・・・。」

「これくらいなら、行けるよね。」

「急に言われても。」

「変身しましょう。」

私の元へ、駆け付けたのは、双夜 美差気と異区素 戸理二と

士芭八麻 地予朶であった。

「レパリーチェンジ。」

「ゲヒリトチェンジ。」

「キンダーガルチェンジ。」

「プフレーチェンジ。」

私達は、変身した。

「な、何者だ?」

「破壊を断つ整備士。万象整備士 美差気。正義の味方行きです。」

「破壊を炒める調理師。疾走調理師 戸理二。ウィームッシュ。」

「破壊を癒す保育士。安易保育士 地予朶。失礼します。」

「破壊を手当てする看護師。哀願看護師 吏他。御来院ですね。」

「ティタニィー。アトロトスキャナー。いくぞ。」

「おーっ。」

「みんな、決めるよ。」

「おーっ。」

チャプタ―9

「喰らえ。炎幻衝。氷幻衝。雷幻衝。」

ティタニィーは、炎と氷と雷を同時に想像して術を放った。

「砲幻衝。アトロトバスター。」

アトロトスキャナーは、幻衝力を放った。

「フハハハーッ。幻衝光線。」

落は、ロンダリングに変身して、幻衝力の光線を放った。

「ウワーッ。」

「アスタルトモード。」

「ステノモード。」

「ディーテモード。」

地予朶以外の私達三人は、最強モードになった。

「融幻衝。水幻衝。風幻衝。」

美差気は、融合と水と風を同時に想像して、術をロンダリング達に放った。

「ウワーッ。」

「ゲヒリトキャノン。連幻衝。乱幻衝。ゲヒリトシュナイデンバーニング。」

戸理二は、ロンダリング達をゲヒリトキャノンで狙撃しまくった。

「はーっ。全幻衝。」

私は、大宇宙を想像して術をロンダリング達に放った。

「ウワーッ。アトロトフレア。」

ロンダリングは、幻衝力の重火器を放った。

「ウワーッ。でも、」

「負ける気がしない。」

「いくらでも、」

「立ち上がる。キンダーガルブラスター。シュート。」

地予朶は、ロンダリング達を狙撃した。

「ヌオワーッ。」

「ブレードギラーケアフェニックスフォース。」

私達は、不死鳥に姿を変えて、ロンダリング達を貫通し突破した。

「ヌオワーッ。」

チャプタ―10

「みんな、浄化するよ。」

「OK。」

「し、しまった。」

「レパリースコア。」

美差気は、レパリースコアを構えた。

「聖幻衝。レパリーシュネルアプウィルゲン。」

美差気は、アトロトスキャナーを浄化した。

「アハトゥング。」

アトロトスキャナーは、MRIとCTスキャンと手術ロボに戻った。

「ゲヒリトキャノン。」

戸理二は、ゲヒリトキャノンを構えた。

「聖幻衝。ゲヒリトシュナイデンべフラィエン。」

戸理二は、ティタニィーを浄化した。

「べフラィーング。くっ。」

ティタニィーは、消えるように去って行った。

「プフレーバズーカ。」

私は、プフレーバズーカを構えた。

「プフレーツフォーアコメンド。」

私は、ロンダリングを浄化した。

「ベダンデン。」

ロンダリングは、人間に戻って気絶した。

「御大事に。」

チャプタ―11

「お、おのれ。もう少しで。はーっ。」

リベラルは、破壊の波動を放った。

「ウワーッ。」

その時、私の元へプフレーロデンティアがやって来た。

美差気達は、既に去っていた。

「リベラルを退治しに行くぞ。」

「了解。地球の外へ。」

私は、プフレーロデンティアに飛び乗った。

「カイザーモード。」

私は、プフレーロデンティアを人型に変形させた。

「プフレーフリート。」

チャプタ―12

「ここまで来るとは。まあ、良い。砕け散るが良い。フハハハーッ。」

リベラルは、巨大な刃物を振りかざした。

「ウワーッ。」

「済まない。防げないレベルだ。」

「どうした、人間ども? この超新星爆発型巨大獣帝リベラルに屈したか?」

「そんな事は、しない。」

「こんな場所で敗れるものか。」

「こしゃくな者達よ。はーっ。」

リベラルは、幻諸力の熱戦を放った。

「ウワーッ。それでも戦う。」

「何っ?」

「プフレーケアボルケーノフルパワー。」

プフレーフリートは、私の幻衝力と気と魔力を必殺技と同時に放った。

「んなものが効くものか。はーっ。」

リベラルは、幻衝力を放った。

「ウワーッ。」

チャプタ―13

「フハハハーッ。この宇宙を全て我の・・・。」

「そんな事させない。」

「貴様一人に何が出来る?」

「出来る。してみせる。」

「ほう。ならば、消え伏せよ。はーっ。」

リベラルは、破壊の音波を放った。

私は、ブレードギラーで防いだ。

「さあ、来い。クククッ。」

「ブレードギラー。てえいっ。」

私は、リベラルにブレードギラーを突き刺した。

すると、私は、白い光に包まれて、何処かへ瞬間移動した。

チャプタ―14

ここは、大昔の何処かである。

「ここは、一体?」

私は、しばらく道沿いに進んでみた。

そこで、私は、怪我をしている子供を見つけた。

「痛いよ、痛いよ。どうして、誰も僕の事、助けてくれないの?」

「私が診てあげようか?」

「だ、誰なの?」

「良いから、診せて。治幻衝。」

私は、子供の怪我を治療した。

「お姉ちゃん、ありがとう。」

気が付くと、私は、元の世界へいつの間にか戻っていた。

「止めろ。我を手当てするな。」

「私が手当てしてあげる。プフレーべハンデルンツフォーアコメンド。」

私は、リベラルを浄化した。

「私は、ただ、誰かに手当てしてほしかっただけなんだ。ありがとう、看護師さん。」

リベラルは、超新星爆発のような大爆発を起こして、完璧に消滅した。

チャプタ―15

五日後。ここは、病院の便所である。

「リベラルが敗れたか。次の作戦でも練るとしよう。クククッ。」

そう発言したのは、首領という名の謎の人物であった。

私は、外でその内容を聞いてしまった。

「プフレーチェンジ。」

私は、哀願看護師 吏他に変身した。

「そこまでよ。」

「な、何者だ?」

「破壊を手当てする看護師。哀願看護師 吏他。御来院ですね。」

「ライカン兵。」

首領は、十体ものライカン兵を召喚した。

「キエーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私は、拳や蹴りで、ライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―16

「喰らえ。邪幻衝。幻衝光線。」

首領は、邪気を想像して術を放つのと同時に幻衝力の光線を放った。

「ウワーッ。」

「クククッ。止めだ。必殺:瞬間接着剤。」

首領は、自分の履いている靴に、瞬間接着剤をまんべんなく塗りまくった。

すると、首領は、その場から動けなくなった。

「し、しまった。」

「そうだ。あの技、やってみたかったんだ。脚幻衝。そりゃーっ。」

私は、飛び上がってから一回転し、フルパワーの蹴りを決めた。

「ヌオワーッ。」

首領は、靴が脱げて、壁に激突した。

「お、おのれーっ。」

首領は、脱げた靴を持ったまま、二等辺三角形の飛行物体に乗って空の彼方に飛び去った。

「逃げられた。」

エピローグ

チャプタ―1

ここは、病院である。

そこには、牡吏と張が居た。

「吏他の奴、何処へ行ったんですかね?」

「さあ。私にも理解らん。別に心配しなくても、

何処かで活躍しているはずさ。」

「それもそうですね。」

「それが一番、あいつらしいからな。」

チャプタ―2

その頃、私は、プフレーイーに乗って、雷門の近くを走っていた。

「今のところ、怪我人は、無しと。」

「吏他。何処まで行く?」」

「任せるよ。私、あまり、道に詳しくないし。」

「理解った。それじゃ、行くぜーっ。」

「ちょ、ちょっと速いって。」

チャプタ―3

私が何処へ行ったのかって?

それは、想像にお任せします。

それじゃ、また、いつの日か。

彼女は、走り続ける。

平和が来るのを願いながら。


破壊を手当てする看護師。哀願看護師 吏他。御来院ですね。御大事に。


                         ―完―

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