第14話 背水の陣で本気を出したナスカはガイコツ騎士に勝負をつけるため全ての力をを一撃にかけるのでありました!


ガイコツ騎士はナスカが勝負をつけにきたことを悟ったのだろう。


「おおっと!?あれは!ガイコツ騎士もマントを脱ぎ捨てたああぁ!」


そして両者共に構える。


「あれは居合の構えであります!巌流島の宮本武蔵と佐々木小次郎が如く両者次の一撃で決着をつけようとしているのでしょう!!」


ナスカはレイピアによく似た細身の剣を、まるでフェンシングの準備をするように地面に対して垂直に構えた。


対してガイコツ騎士は今まで片手で持っていた長剣を両手持ちにし、体勢を低くし腕を引き剣身を地面とほぼ平行となるように構える。


「おっとナスカは構えを変え刀身を前に出した!オーラはどんどん広く大きくそして濃くなっている!!このまま相手の騎士まで飲み込んでしまいそうな勢いであります!」


ナスカは極限まで集中していたため、古舘伊知郎の実況が耳障りになっていた。


しかしこの耳障りな実況に先程助けられたという経験もしたので、文句は言いにくい。


「さあいつ仕掛けるのかナスカどう仕留めるのかナスカ今何を考えているのかナスカ我々にどんな奥義をみせてくれるのでしょうかナスカ!その瞬間を見逃さないように私古舘は虎視眈々と実況のセンサーを研ぎ澄ましております五感を全て目の前の実況の為だけに使ってきたこの古────」


イライラ…


「実況を始めてはや数十年!こんな胸躍る試合…いや死合いは猪木とハルク・ホーガン以来では無いでしょうかどうですか人間軍のみな────」


イライライライラ…


「さあ隙をみせた方が負けると両者悟っておりますが心なしかナスカの美しいブルーのオーラ小さくなっているような感じがいたしますが気のせいでしょうこの状況どっちが勝ってもおかしくはないさあ次の一撃で全てがき…」

「古舘さんナスカ集中してますから静かに」



ショーン指揮官ナイス!

ナスカは心の中でショーンKに感謝し、纏うオーラは大きくなった。


次回決着か!

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