第十七話 亜人系ダンジョン12階層

 亜人系ダンジョン12階層に来た。今日は気分的に剣で二刀流にしよう。

 この階層のモンスターはイエロー・コボルトだった。こいつらもイエロー・ゴブリンと同じように様々な武器を持っていた。

 といっても金属自体が軽いのか、威力自体は軽い……気がする。コボルト自身の敏捷が高い上に、攻撃の一つ一つが速いからうまく避けるか防ぐかしないとくらいそうだ。


 最初に出会ったイエロー・コボルトは鉈を持っていた。切りかかってきたところを左手の剣で弾いてから、右手の剣でがら空きの胴体を切る。そして切られて怯んだところを左手の剣でさらに胴体を切ったところ倒れた。


「うん、弱いな」


 わずか2発で倒れるとは弱いな。まあその分スピードはあったから耐久が低いのか?

 とりあえずここの階層のモンスターも相手にならなそうだからさっさと次の階層に行くか。


「それにしても最初のころと比べるとかなり強くなったな」


 始めのころを思い出して言う。ホワイト・ゴブリン相手に何十回も切りつけてたころと比べて今だとイエロー・コボルト相手だと2発で倒せてるからな。感慨深い。


 そうして思い出に浸りつつも、イエロー・コボルトを切り倒していく。


 剣持ちは弾いてから切り倒す。槍や槌も同じようにして倒した。弓持ちも現れたが魔法を使うのがめんどくさくて、物は試しにと剣を投げつけたら突き刺さって倒せた。もしも外した場合でもアイテムボックスから武器を取り出せば無手になることはないからな。

 ちなみにイエロー・コボルトはイエロー・ゴブリンと同じように武器をドロップした。


 そうして倒しているうちにゲートを見つけた。今回は早かったな。次の階層にも挑んでみるか。

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