第七話 亜人系ダンジョン6階層
さて6階層にきた。この階層で強いモンスターがでればいいんだが……。歩いているがなかなか見つからない。そうして10分くらい歩いていると曲がった先でようやく見つけた。
鬼のような形相をした角が生えた白いモンスターだ。ホワイト・オーガだろう。早速向かってくるが今までのモンスターより速い。それに距離が近かったため魔法を使っている暇がない。だが木槍を構えるのは間に合った。
ホワイト・オーガが殴りかかってくる。これも今までのモンスターよりも早い。なんとかギリギリで避けることができた。隙をさらしているお腹めがけて思いっきり突く!
ガンッ
「ちっ!」
まるで鉄を叩いたかのように硬かった。そのため木槍を手放してしまった。それを隙と見たホワイト・オーガが連続で殴りかかってくる。
ギリギリで避けていくがアイテムボックスから鉄剣を取り出す隙が無い。そうして避けていると突然蹴りを放ってきた。殴ってくると思っていたため避けることができなかった。それでも腕で防いだ上に後ろに跳んだが蹴り飛ばされてしまった。
その一撃でスイッチが入った。
滑りつつ光魔法のヒールを唱える。
『彼のものを癒したまえ』「ヒール」
一回じゃ治らないか。
『彼のものを癒したまえ』「ヒール」
よし治った。それに滑り止まった。
「アイテムボックス」
鉄剣を取り出して、ホワイト・オーガに向けて走り出す。向こうもこちらに向けて走ってきている。そのまますれ違いざまに切る!
「スラッシュ!」
ザッ!
「ガアァ!」
それに怒ったのか滅茶苦茶に殴ってきたり蹴ったりしてくる。それを避けつつスラッシュで切っていると徐々に動きが遅くなってくる。そうなると次第に胴体に攻撃が通り始める。
そうしてしばらくするとホワイト・オーガは倒れた。それと同時に頭が痛いことに気づいた。スキルを使いすぎたか。
ホワイト・オーガの死体が消える。
「角か」
ドロップアイテムは角だった。加工スキルを使えるようだが今は使わないでおくか。
「アイテムボックス」
とりあえずアイテムボックスにしまっておく。ホワイト・オーガを狩るためにもう少し武器を持っておいたほうがいいか。そのため一度帰って武器屋に行くか。
そうして帰ろうとするが結局、4回ホワイト・オーガにであって倒した。正直武器のほうが持たないと思ったし、スキルが使えないから倍以上時間がかかった。
ああ、それにしても
「楽しかったな」
そういう俺の顔はにやけていた。
◇◆◇◆
名前 シヴァ 基礎lv5 男 15歳
ジョブ 戦士lv11 魔法使いlv10 僧侶lv10 生産者lv9 探索者lv11
加護 戦いの神
魔法使い
体力:E 筋力:D 速力:D 魔力:C 器用:D 精神力:C
スキル 火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 魔力微小アップ
僧侶
体力:E 筋力:D 速力:D 魔力:C 器用:D 精神力:C
スキル 光魔法 精神力微小アップ
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