第4章 デート 第1節 第一関門突破
3
左の大きめの道路を駆け抜けるのが見えた。
(
沙恵も傘を差しながら
慌てて飛び出し、二郎を追った。
元陸上部の二郎は、脚が滅茶苦茶速い。
どんどん遠くなってゆく。
「二郎!」
沙恵は大声で叫んだ。
二郎はすぐに気が付き、
沙恵のいる後方を振り返った。
「沙恵ちゃん!」
予期せぬ笑顔だった。
そして頬が少し赤くなった二郎の表情を、
沙恵は見逃さなかった。
沙恵がいるところへ、
二郎は走って戻ってきてくれた。
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