主人公は読書嫌いな高校生の紗穂ちゃん。彼女は休日に友人の佳奈美とブックカフェで勉強することになるのですが、そこである本を見つける――というのが作品の大まかな流れです。 この作品を読んで思うのは、本屋さんがあるからこそ、本との偶然の出合いがあるということ。「読書離れ」という言葉も耳にしますが、普段本を手に取らない人にこそ、紗穂ちゃんのように運命的な本の出合いがあったらいいなと思います。 本好きなら、きっと素敵だなと思うようなお話です。気になる方は読んでみてはいかがでしょうか。
タイトルや表紙、冒頭を見てビビッとくる経験は読書家なら誰しもありますね。女の子が読書に目覚める様子が初々しく、青春の1ページって感じ良い作品でした。
読書嫌いな高校生の紗穂は、ある日ブックカフェで友人と勉強会を開く。休憩時間、店内を見て回る紗穂が出会ったのは――。思いがけない出会いは、ネットショップではできない本屋さんならではの瞬間。きっとあなたも一度は経験したことがあるはずの「わかる!」と共感できる想いが、見事に描写されています。読んでいるこちらも、ほっこり幸せになれる作品です!