音色の詩

4分かけてピンク色は煙になっていく

深緑を解凍する

窒息しかけた赤紫青紫

いま助けてあげるね

浮遊したままの山吹色

手を染めていく青磁色

チカチカと鳴る灰色

4分かけてピンク色は煙になっていく

この部屋に色が充満して

全てを識別できなくなるまでに

音を感じる器官を

聴覚に託さなければいけない

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