第13話 タワマンでいきなり同棲

「ソータ。何を驚いている?我々はこれからダンジョンRTAをやるのだぞ。命を預かる仲間だ。一緒に住むのは当然だろう?」

「しかし……」


外人の美少女3人と同棲。

しかも六本木のタワマンでだ。

いくらなんでも差し障りがありすぎる。


「ダメ!絶対にダメ!お兄ちゃんがハーレム主人公になるなんて許せない!」


奏が俺の腕をぎゅっと掴んだ。

すげえ力で痛い……

つーか、ハーレム主人公ってなんだよ?


「ははは!ハーレムか!私はソータならいつでも大歓迎だぞ!」


アルウィンさんは大笑いする。

同時に、日本人にはない豊かすがる胸が揺れに揺れる。

目のやり場に困ってしまうぜ。


「ほらほら!もうお兄ちゃんがやらしー目でアルウィンさんを見てますよ!同棲したらアルウィンさんたちが危ないです!」


奏がマジで怒り始めた。


「同棲だなんて……カナデちゃん、これはシェアハウスよ。ただ同じ部屋を共有しているだけ。カナデちゃんが考えているようなやらしーことなんてないわ」


お姉さん分のフレイヤさんが奏を宥める。


「まあ、私もソータくんならOKよ……いつでもいらっしゃい」

「なんて卑猥な……」


奏は顔が真っ赤になった。


「ソータお兄ちゃん!あたしもナデナデして!」


ラウラちゃんが俺に抱きついてきた。


「ソータお兄ちゃんの配信見てね。死んだトムお兄ちゃんのこと思い出したの。よく頭撫でてくれたんだ……」


ラウラちゃんは目をうるうるさせて俺を見つめる。


「だから、配信の時みたいにナデナデして?」

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ブラック企業をクビになった俺、ヤンデレ配信者たちにつきまとわれる〜ダンジョン配信がバズった途端、Sランクの美少女配信者たちが俺を束縛してこようとするんだけど、どうすればいいですか? 水間ノボル🐳@書籍化決定! @saikyojoker

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