この先の別れを求めて

魔界にある貸本屋のアオハル堂。店主のヒバリは、人間界からここへやってきた少女と会話を交わす。
全く異なる世界で暮らす人々の、ひと時の交わりを描いた異世界ファンタジー短編。子どもの無邪気な言動から、この世界の裏側が見えてきます。
この貸本屋の成り立ちを知れば、少女の冒頭の質問にも、別の意味が含まれることに気が付きます。たくさんの本を読んで、学んで、大きくなってほしいと思えるラストでした。