変わり者に付き合えるのも変わり者

人に害をなす魔獣ながらに、天敵の魔法使いの『アシスタント』をしている「我」。ある時、「我」はご主人様から、人間と同じように『靴』を履くように命じられる。
本来は関わらないはずの人間と魔獣のちぐはぐなコンビによる異世界ファンタジー短編。ちゃんと人間の言うことを聞いて、危害は加えない魔獣ですが、根っこの残酷さはまだ残っているようにも思えます。
人間とは正反対な魔獣を従えているご主人様は、肝が太くて、どこか変わっている人物なのかもしれません。そして、そんな彼女にいやいやながらも付き合っている魔獣もまた、変わっているのでしょう。