第5話

今日は外に用事があったから、嫌々外に出た。


行くのは、住宅街。目的地には歩いて行く。護衛は、ティルがいるから大丈夫。

そしたら、


「誰かー!捕まえて!ひったくりよ!」


こんな所で泥棒が現れるなんて、珍しいな。そんな事を思っていると、そいつはこっちにくる。


手には刃渡り五センチぐらいの果物ナイフだった。

刺さった所が悪かったらイチコロだ。めんどくさいと思いながら

俺は無詠唱で魔法を放つ。


「グハッ!」


俺は、頭に強めの風を当て、倒れるとこに、上から下に重力を駈けるように、風を放つ。これで大抵の人は動けない。


「これ、返して貰うわ。はい、中身無かったら言ってね」


「ありがとうございます」


「きみ、もう二度とやるなよ」

「クソッ!」


「ファイヤソード」


俺は手から、炎の剣を出す。

「ひぃ!」


「焼かれたい?それとも、斬られたい?それか、このまま風強くして、体潰そうか?」


「フレム様。警官の方が来られております」


「分かった」


「預けますか?」


「あぁ。そうするよ」


俺は足早にこの場を離れるのだった。

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