第3話 沼への一歩

数日後、玄関の外で、購入したエアブラシのメンテナンスをしていた。


「あ、やばい、エアブラシのノズルの中のOリングゴム、切っちゃった、

まあ、購入から、そんなに、日も経っていないし、保証期間内だから、公式LINEで、連絡すれば解決でしょう」


三葉は、購入業者の公式LINEで修理依頼をするが、

運悪く、世の中はGWは、前で忙しく、公式LINEには、既読は付いたが、返事は、来なかった。


「う~ん、連休明けに返事を来ることを祈ろう」


その時、三葉の所に道流が、やって来た。


「お姉ちゃん、玄関の隅に所に置いてある、ミニ四駆のボディ塗装が途中のどうするのよ?」


妹の道流は、三葉の作業中の代物を、どう扱い方すれば良いのか聞いてきた。


「業者には、公式LINEで修理依頼をして、既読に成ったけど、大型連休前だから、返事がないから、作業中の物は、あそこに置いておく、邪魔じゃ無いでしょう?」


三葉は、妹の道流にそう言うと、道流は。


「だったら、風景写真を取ったらどうかな、お姉ちゃん?」


「風景写真? それなら、桜は、もう無理ね、県内の桜の名所は、もう、葉桜になっているわよ?」


「そんなの、知っているよ、お姉ちゃん、桜の写真撮影だけが、風景写真じゃないよ、展望台からの写真も風景写真だよ、後は、見晴らしの良いところの建物を撮影した写真とか、そう言う場所を探せば良いと思うよ」


「そう言う場所ねぇ~、有るには、有るわよ、ただ、そこまでに行くための装備があと一つ、必要ね」


三葉の発言に道流は、首をかしげる。


「お姉ちゃん、それって、何なの?カメラ有るし、三脚有るし、

自転車は、3月に点検したばかりだし、何だろう?」


「それはね、【サイクリンググローブ】よ、これが有れば、手の負担が少しは減ると思うのよ」


意外な物に、道流は、豆鉄砲を食らったような、表情をした。


「お姉ちゃん、三脚の存在を忘れているでしょう?」


道流の指摘に姉である三葉は。


「忘れて無いよ、三脚を収納出来るリュックは、一眼レフを購入後にリュックを購入するよ、今は、まだ、コンデジだから」


三葉の計画に道流は、納得したのだった。


「じゃあ、そのグローブが、届いたら、撮影に行くの?」


道流の提案に三葉は。


「天気次第かな?~GWの週末雨だし、それに、下旬になると、梅雨入りしていそうだから、撮影は、早くても、梅雨明けになるかな」


「じゃあ、塗装途中の作業中の物は?」


「あれは、業者と連絡出来て、修理終了か、交換完了して、手元に有れば天気次第で塗装するよ、塗装は、残りボディを塗装だけだから、直ぐに出来るよ」


三葉の無駄のない計画に道流は、感心して、三葉から離れて行った。

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