第十五話
「んっ…。ここは?」
「陣地だよ。太郎君、倒れたから、心配だったよ」
「頭に柔らかい物が…」
「今膝枕してるのー」
「幸せだわ」
「変態」
「酷くね!?」
さておき、
「俺、どうだった?」
「1位だったよ」
「そうじゃなくてさ、俺の走る姿」
「かっこよかった!」
あぁ、やっぱ俺コイツのこと好きだなぁ。
「優花。俺、お前の事が好きみたいだ。俺に付き合ってくれよ。わがままで、お前が好きで、お前がいないと、寂しくて、悲しくて、どうしようも無い、俺を助けてくれ」
「何で今なの。もっと何かあったでしょ」
「いや、今だよ。お前にかっこいいとこを見せて、かっこいいって言われたんだ」
「そうだね」
風が吹き、決断の時間。
「良いよ。付き合ってあげる」
「よっしゃ」
「嬉しくなさそー」
「嬉しいよ嬉しすぎて、夢かと思うぐらい」
「じゃあ現実を見せてあげる」
「愛してる」
「俺も、愛してる」
「おい、そろそろやめろ」
そこにはコーチが。
「あまり、イチャつくな。まだ、大会は終わって無いぞ」
「了解」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます