第30話 目的地
ぼくたちがこれから向かう先は「雷の神獣朱雀」のいるいる場所。
なぜ初めに朱雀に会いに行くことになったかというと、コンからこんなアドバイスをもらったからである。
「主様は、雷系統の魔法を昔から使っていて慣れておるのぉ。であればまずは朱雀のもとへ行くとよい。朱雀は雷を司る神獣、主様の勉強にもなるかも知れぬしのちの旅にも役にたうであろ。」
「雷の魔法か。たしかにぼくの得意魔法は雷系統のもが多いな。分かったコンのいう通り朱雀のところへ行くよ。」
「そうすると良い。」
「まあ、正直どこから先に行ったらいいかぼくには分からないからね。」
「たしかに、そうじゃの。」
コンが笑っていた。
「朱雀に会いに行くのはいいんだけど、どこにいるかコンは分かるの?」
「いや、残念じゃが分からん。神獣はお互いどこで何をしているかは分からないのじゃ。ただ奴はしっかりと領土を守っておるぞ、その気配だけは分かる。」
「そうなんだ。逆に他の神獣にはもうコンがいるかどうか分からないんだね。」
「そうじゃ。まあかなり近くまでくれば分かるがな。」
「うーん。いそうな場所とかヒントとかないかな?」
「とりあえずは、奴の領土ないの一番大きな都市「朱雀の都」を目指して手がかりを探すのがいいと思う。奴は普段山の中にいるはずだから無暗に探して難しいじゃろ。」
こんなやり取りがあり、ぼくは「朱雀の都」の都を目指しているわけなのだが色々情報を集めて分かったが、「朱雀の都」にたどり着くためには山をいくつか超えないといけない。
長旅になるな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます