第18話 団長エンジュ

突如緊急の知らせが入った


町にワイバーンが接近していると報告があり

ぼくとコンは急いで現場に向かった


後からギルドの人たちも付いて来た。


町の壁を超え平原にでワイバーンと遭遇した。


おいおい、この世界にはこんなのがウヨウヨ居るのかよ。。

現実世界では見たことも無いような大きな生物である。

凶暴そうな顔をして居るが暴れる様子などは無い、

ただ静かにそこにいた。


コンが言った

「珍しいのぉ、ワイバーンは人里に降りて来ないんじゃがなぁ」


「ねぇ、コン。あんまり強うそうに見えないんだけど、ワイバーンてあんなに大ごとになる程のモンスターなのか?」


「いや、普通は大事になるんじゃよ。でも主様が相手ならワイバーンも気の毒じゃよ。」


「そんなもんなのか。」


「ただ、主様ワイバーンの上にだれかおる。。あの者はかなり強いぞ」


確かに誰か上にいる、飼い主かな?

話しかけてみることにした


「あのー、ワイバーンに乗っている方、町の人たちが驚いて大変なのでやめてもらっていいですか?」


・・・・返事がない


「あのーーー、聞こえてますか?」


・・・返事がない


コンかから強い圧力を感じる


「おい、貴様。主様が呼んでおるのに無視とは何事じゃ。」


怖い。大きな声ではないのとんでも無く圧力を感じる。

コンよ、そんなに怒らなくても。。。


返事が返って来た。

「お前らを脅威と判断した。消えてもらうぞ。」


コンそんなに威嚇するから、脅威になってしまったじゃなか。


「主様。すまぬ。私は今力を出す事ができないのじゃ。。頼んだんじゃ。」


コン!!!!!そんなやりとりをしている間に空が赤黒く変わった


そして黒い炎が僕たちを襲う。


雷壁「ライヘキ」雷の壁でなんとか防いだが、かなりの威力だ

ただ攻撃はあくまで僕に対してで、町に被害はない。


続けざまに何発も攻撃が来る。

このままではマズイと考え反撃に出ることにした。


相手の姿がまだ見えないの広範囲の技を出した。

「イカズチ」

雷の矢でワイバーンを落とした。簡単に落ちてきらことに少し驚いた。


ワイバーンの陰から、人が姿を表した。


赤黒い髪。黒いマントを着ている。


「おまえかなり強いな。」


「それはどうも。」


黒いマントの男が両手に黒い炎をまとわせて、攻撃をしてきた。

「雷剣」

黒い炎の拳を雷剣で受け止めた。


「止めるか・・・」


その後しばらく接近戦をしたがほぼ互角。


黒いマントの男が大技を放とうとしている

「終わりだ、シャドウフレア」

両手の炎が片手に集まり、燃え上がっている


これはまずい、明らかに周りに被害が出る。

コンを守らなくては。

雷壁を展開して防御の構えを取った。


その時、ギルドメンバー達がこっちに向かっている事に気づいた。

「団長!」

「副団長!」


「・・・え?」

黒いマントの男と顔を合わせた。


「もしかして、エンジュさんですか?」


「ああ、そうだ。」


戦闘が終わった。

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