第15話 ギルド加入

「文句がある人はかかってきて下さい」

我ながら強気に出たなと思う


コンはなんだが嬉しそうな顔をしてこっちを見ている


「お前生きて帰れると思うなよ」

チンピラ達が戦闘態勢に入っている


私とコンは外に飛び出した。

流石にギルド内で戦うのは良くないと思ったからだ。


「逃げるんじゃなねぇ!!」

「覚悟しろよ。」

20人ほどのチンピラが一斉にかかってきた。


各々魔法を打ってきたが、拍子抜けした。

ガードをする気が起きないぐらい弱い


風の魔法で全てを消した。

「もうおしまいですか?」


「なめるな!!!」

剣で襲いかかってきた。


面倒だな。

「雷剣!」

まとめて切り裂いた。

死にはしてないが全員動けなくなっている


「もういいですかね?まだやりますか?」


返事はなかった。

というか気絶してるので返事をできる訳がない。


ギルド内に入るとみんながこっちを見ている。

もう一人いたか、さっき殴ったチンピラの大将を外に捨てておいた。


「フゥ、これでひと段落ですね」


「お疲れ様なのじゃ」


この世界の人はこんなに弱いのか?

となると父はかなり強い人だったのか??


とりあえず受付のお姉さんに話しかけた


「あのー、とりあえずギルドに入りたいんですがいいでしょか?」


お姉さんは満面の笑みで応えた

「はい、副団長さん」


このお姉さんにいいように使われた気がした。


「あのー、副団長になるのはいいんですが何をすればいんでしょうか?」


「やることは簡単です、ギルドの仕事をすればいいのです。」


結局この世界でも仕事をしなくてはいけないのか・・・・


「ただ正直、あなた程の力があると通常の依頼は簡単過ぎるかも知れませんね」


うーん、やはり自分の力がどのレベルなのか分からない。


「あのー、ぼくって冒険者ランクで言ったらどれくらいのレベルなんですかね?」


「Sランクでね。」


「え?Sランク」

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