4月の誕生石 ダイヤモンド

 4月の誕生石はダイヤモンド。


 日本名は金剛石。


 モーズ硬度10で自然界で最も硬い物質とされています。


 永遠の絆、不変、純潔の象徴です。


 語源はギリシャ語で「アダマス」


  異世界ファンタジーで登場する

 「アダマンタイト級冒険者」の架空の超硬質物質アダマンタイトはダイヤモンドをモデルにしていると言われています。


 永遠の絆を約束するという意味で婚約リングに選ばれることも多いですよね。


 ところであなたは「鑑定書」「鑑別書」の違いをご存知でしょうか?


 品質の良いダイヤモンドのみ「鑑定書」が付き、それ以外のカラーストーンなどは「鑑別書」となります。


 鑑定書とはダイヤモンドの品質を決める

 「4C」

 このグレードを判定したものが鑑定書と呼ばれるわけですね。


 ①カラット、重さ(1カラットで0.2グラム)

 ②カラー、色

 ③クラリティ、質

 ④カット、切断と研磨


 このバランスで全体の価値が決まることになります。

 

 このうちよく質問されるのが「カット」なのですが、理想の形、カットはもう決められているのでその形にすれば一番輝くのになぜしないのか?


 それはダイヤモンド原石の形は自然界のものであり、一つとして同じものはなく、相当いびつな形で出土することが多いのです。


 そのためある原石から切り出すのにどういう形なら一番歩合が取れる、つまり一番重量を稼げるかとのバランスを考えてカットを犠牲にしてもその分カラットを稼いだほうが価格を高くできると言ったら計算もされるからです。


 次にあまり聞きなれないクラリティ


 これはダイヤモンドが天然のものである限り内包物という不純物が含まれることになります。


 この不純物が少ないほどダイヤの方は上がりますが、不純物を避けてカットするとその分小さくなってしまいます。


 そこも全体の価値を考えたバランスで決めることになります。


 もちろん不純物がほぼない「F」フローレス「VVS1」ベリーベリースライトリィインパーフェクトワン

などは人気がある反面値段も跳ね上がることになります。


次いで「VVS2」「VS1」「VS2」「SI1」スライトリィインパーフェクトワン「SI2」「I1」インパーフェクトワン「I2」「I3」と続きます。


 店頭に並ぶのは内包物があまり見えないVSクラス以上が多いですが最近は合成ダイヤモンドの大粒のものが工業的に作れるようになっており、天然の証である内包物がよく見えるSIタイプも比較的価格も安いこともあり人気があるようですよ。


 カラーについては同じく無色に近い方が価値が高いです。


 色の鑑定については基準となるカラーストーンが用意されており人の目で比較することで鑑定を行います。


 4Cが揃ったダイヤモンドはとてつもない価格がつくことになります。



 ところであなたはダイヤモンドの裸石を手に取ったことはないと思います。


 5カラットのダイヤモンドは指からはみ出すマジで巨大な石なのですが、裸石を手のひらに乗せるとさぞかしずっしりと、?



 軽!



 びっくりしますよ。


 ダイヤモンドは純粋な炭素のみであり、ガラスと比べてもべらぼうに軽いです。


 5カラットの巨大ダイヤモンドの重さはわずか1グラム。


 一円玉と同じ軽さなのです。


 最高品質のDカラー無色透明最高価値

 Fフローレス

 excellentカット

 5カラット


  の場合、

 1円玉と同じ重さで1億円の価値があります。



 手のひらに乗せると



 軽!

 

 

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