トンネルの真ん中らへん

自分の心に鞭を打ってなんとかここまでは来た。

さあ、いよいよ何も見えなくなった。

どっちの方面に進んだらいいのか

それとも思い切って戻ってみるか


「もう諦めたい。」

何度思ってきただろう。


「もうこれで最後にしよう。」

そう決断するたびに優柔不断を発動してしまう。


私はやっぱりまだ諦めるわけにいかない。


色んなものを犠牲にし過ぎてしまったのだ。

これを執着というのならばそうなのかもしれない。


今はそれでもいい。


納得行くまで抗ったらいいじゃないか。

何度も何度も練り直していく。

例え最後の一人になろうともコツコツ積み重ねていく。

続けていくうちに新たな世界が見えるかもしれない。

もしかしたらその先望んだ結果になるかもしれない。


トンネルの真ん中も夜明け前も一番暗いが

そのあとに待っているのは温かな光なのだ。

きっと人の心もそうで

闇を見続けた先に待っている光は

優しくて力強くて希望そのものだ。


今が一番の踏ん張りどころ!

さて、ゆっくり歩きだそうか。





































  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る