第17話 第三回 調査投票議論

「議論開始ロ──」


「みんな本当にすまない、さっきは取り乱した!」


 三度目の調査投票議論が始まると、青月は立ち上がって頭を下げ、クソラグくんに食い気味に被せる程の勢いで、開口一番の謝罪をした。

(お、説得の必要は無さそうだ)と、雄々原はすっと胸を撫で下ろす。


「投票時間中に冷静になったよ。感情に任せて泣き喚いて。自分が恥ずかしい。僕は結果的に、クフちゃんに助力する様な真似をしていた!」


「そ、そんな青月さんは悪くありませんわ! 悪いのは」


「あ?」と、赤糸が睨む。

 生流琉は怯みかけたが、「ひぇっ」と言う声を堪え、果敢に赤糸に食って掛かった。


「っ、あ、あなたですわ!」


「ストップ、また脱線しているわ」


 影木が手を叩き、その流れを止めた。


「過ぎたことは良いの、今は投票結果よ。クソラグ君の頭の上か、アビリティ一覧を見て」

 



▽ 第二回 調査投票結果

      L (優先度⑥、能力内容) … 6票(投票者:全員)

       

      投票結果により、Lの内容が公開されます。

       

      L → ◎転送時点より、パネルの内容を(伏せられている情報を含め)全て知ることができる。



 

「──パネルって上のヤツのコトでしょ?」


 アビリティ一覧、サブアビリティ一覧、そして◯パネル。天井付近にある三つには、特殊ルール◯の中核を為す情報が書かれていた。


「『伏せられている情報』とは、まさかアルファベットの中身の事かね? そうだとすれば、私達の能力内訳が最初から全て把握されているという話になるが」


 雄々原は自身の能力を思い出し、随分毛色が違うと思った。

 優先度⑥、《全知×全Know》──その正体は、最初から全てを知る能力だったのだ。


「ふふ、そういうことのようね。それじゃあ、まずは今回の投票先を決めましょう。このまま『R』を開けて⑥の能力者が誰かを確定させるか、スルーして⑤の能力名『E』を開けるか」


 影木は二回目の議論で流れてしまったトピックを再び提示した。しかしあの時とは状況が違っている。既に調査投票により《全知×全Know》の能力内容が開示されているのだ。


(うーん、しかしこれは──厄介だわ)


 表情を崩さずどこか余裕を漂わせる影木は、しかし実際にもう、二択の結論を出し終えていた。その理由は三つ──手前の理由、奥の理由、そして裏の理由が存在している。


(裏の方は賛同を得られないでしょうし、また話を脱線させるだけ。そして、奥の方はなるべく話題に出したく。すると誰かに表の理由だけを言ってもらって、私が察してもらうように働きかけるのが一番、ね。うまく出来るかしら)


「シキルちゃんはどう思う?」


「え、わ、私ですの? え、えっと」


 突然話を振られた生流琉死殺は慌てて目を泳がせながらも、懸命に答えを絞り出す。


「ぜ、《全知×全Know》は、見た所単体では何もできない能力のようですわ。皆さんの能力と比較した際のバランスは解りませんけど、原作の『ネオ・ラグナロク』では数々のチート級、『ぶっ壊れ』能力が登場していて、それらと比較すると──正直、非常に弱い能力だと思いますの。ですから、態々脱落させるまでも無いのでは? 決戦に進んでも、恐らく闘えませんし。だから、『R』に投票する必要は無い気がしますわ」


 それこそが理由その一、手前の理由だった。生流琉は影木の狙い通りのことを口にする。

 影木の結論も、『R』ではなく『E』を開けることだった。

(よし、あとは突っ込みが入る前に)と、そして影木は予定通りフォローに回ろうとしたが、予想外なことに、そこから更に生流琉は言葉を続けた。


「あの、それと、可哀想かなと」


「は? どういうコト?」と、タルトが眉をひそめた。


「ひぇっ、あ、あの! こ、これから◯は二時間以上続くのに、今脱落が確定してしまうなんて、可哀想だなって。その、影木さんが黒幕の目的は、私達にゲームを楽しんでもらうことだと仰っていましたわ。ですから──⑥の方の名前がここで公開されるのは、その方にとって、楽しくないのではないかと、そう思いましたの」


 当惑した空気が流れた。脱落が決まるのが可哀想というのは何とも呑気な話である。だが実は、それは影木が『E』を開けるべきだと考えた理由その三──裏の理由に近いものだった。

 影木は──少し愉快な気持ちになった。

 同時に、やはり人を完全に操ることは不可能だという実感も得る。


「ふふ、なるほど。ありがとうシキルちゃん。実は私も同じ意見なの。《全知×全Know》は能力としては雑魚も雑魚、カスもいい所。そんなの放置で良いわよね」


「え、わ、私そこまで言っていませんわ!」


 影木がコロコロと笑い、生流琉が慌てる。そして、雄々原は首を傾げた。


(妙だ、《全知×全Know》が能力として弱いから脱落させる必要がないという理屈はおかしい。ひょっとして気付いていないのだろうか?)


 だが今までの議論を通した印象からすると、雄々原には影木がそのことに気付かないのは不自然だった。影木には、気付いた上で意図的に触れていないことがある。


(──よもや、⑥の能力者は影木君なのでは)


 最初に配られた能力が弱かったからといって、決して戦えないとは限らない。



 

《能力ガチャ(改)》

  ◯終了後、2つ目の能力を得る。(能力は複数の候補からランダムで選出される)

 



 補助能力には《能力ガチャ(改)》を選んだ可能性がある。というより寧ろ、戦えない能力を与えられた⑥の能力者が、補助能力で他のものを選ぶとは思えなかった。

 雄々原はそう指摘すべく口を開きかけたが。


「あら、ごめんなさいね、シキルちゃん。やっぱり、言葉は慎重に選ばないと駄目ね」


 そう口にする影木の、細めた目の奥が一瞬、雄々原を捉えた気がした。いや、雄々原だけではなく、円卓全体を見渡したようにも見える。


(アイコンタクト──メッセージだろうか? 『言葉は慎重に』)


 後半をだけを切り取れば、まるで脅しとも警告とも取れる言葉だ。目線に意味があるのなら、影木の言葉もまた、単なる生流琉への返答ではなく意味が込められているのだろう。雄々原はおもむろに眼鏡を外し、キュッと一拭きした。


(む──仮に影木君が《全知×全Know》の能力者だとすれば、私の能力が優先度②の《コールドゲーム》だということが筒抜けではないか。それを指摘した瞬間、報復で私の能力をバラされてしまうと、私も脱落確定になる!)


 そして雄々原は気付く。《全知×全Know》という能力は、◯というルールにおいてはある意味で最強の能力なのだ──最終投票の正答を既に知っているのだから。

 いつでも全員の能力をバラし、ちゃぶ台を返すことが出来る。無論、それをする為には自身の能力が《全知×全Know》だと明かす必要があり、⑥は脱落確定になるの、が──。


(いや──ああ、そうか! だから『R』を開ける訳にはいかないのか!)


 そう、それこそが第二の理由、奥の理由であった。


(脱落が確定した《全知×全Know》の能力者には最早ゲームを成立させる義理が無くなってしまう。そして、失うものが無くなった⑥の能力者によって全ての優先度と参加者の組み合わせが明かされる危険があるのだ! 憂さ晴らし、自棄、動機は何でもあり得る! 失うものがなければ、人は──無敵だ)


 いわば告発。

 本来半分だけが公開されるはずのアビリティ一覧の内容を全て判明させる。自身の敗北を前提にした場合、そうやって⑥の能力者は、全員を道連れにすることができるのだ。


──『この【最終投票】には一つルールがあって、必ず①~⑥の数字をバラバラに割り振らないといけないロク。全部に①を入れるとかは出来ないロク』


(いや、道連れは確定ではないのか)


 最終投票のルールを思い出し、雄々原は考え直す。正しい内訳を投票するということは、自分で自分に投票するのと同じことだ──つまり、仮に正解を知っていた場合でも、勝利を目指す場合の正解は敢えて間違えることなのである。


(とはいえやはり、高い確率で全員が脱落することになる。──なんと、私達は自分達の為にも、⑥の能力者に最後まで勝利の目を残す必要があったのか!)


 言ってしまえばそれは、保身のための忖度である。

 そして、影木がこの奥の理由を伏せ、論破可能な手前の理由のみで『R』への投票を避けようとしたのも同系統の配慮で説明できた。仮に『R』が公開されなかったとしても、『誰の目から見ても⑥の能力者が誰か明らかである状況』になってしまえば同じことだ。

 結局、⑥に勝ち目が無くなった瞬間に、ゲームが崩壊する危険があるのだから。

 奇妙なことに現在、⑥の能力者にボロを出させないことがこの場全員の利益になっている。


「うむ、これ以上この件に触れる必要は無いだろう」


 眼鏡を拭いた彼女の思考は高速で行われた。全てを察した雄々原は、話を打ち切る役割を買って出た。そして、手前の理由に納得したのか、雄々原のように影木の意図が伝わったのか、誰も異を唱えることはなかった。これで良い。隠し事は失言一つで露呈する。『《全知×全Know》の脱落が確定すれば全員が道連れになるから、『R』を開けるわけにはいかない』──という話題を出すことすら、各々のリアクションを引き出すという点で危険が伴うのだ。

 誰が《全知×全Know》の能力者なのかわからない、という状況を守らなければならない。

 ⑥の能力者には勝利の目を残す──その為には単純ながら、《全知×全Know》についてなるべく話題にしないという方法が有効だった。


(といっても、◯の説明の際に良いリアクションで驚いていたシキルちゃんだけは、少なくとも《全知×全Know》じゃないでしょうけどね。最初からパネルが見えていた⑥は──事前にルールを知っていたはずだから)


「じゃ、次の投票先は『R』やなくて『E』ってことで、決定でいいかしら?」


 そう言ってから、影木はチラッと赤糸の様子を伺った。

 赤糸は不機嫌そうに黙ったままで、今の所口を挟んでくる気配を見せない。


(今回は大人しいわね。議論時間潰しはやめたのかしら?)


 印象の違いに違和感はあるものの、しかし《全知×全Know》について掘り下げて追い詰めすぎることは赤糸にとっても不利益なのは確かだ。或いは、企みがバレたことで議論時間潰し自体をもう諦めた可能性もある。三度目となる今回の議論では投票先がスムーズに決まったことで、まだ別の議論するに十分な時間が残っていた。


「では、さらに次の投票についての話だが、普通に考えれば『E』の次は能力内容ではないかね。そして今回と同様、その右の『K』を開けることになるのではないか」


「うん、僕もそう思う」と、雄々原の言葉にすぐさま青月が賛同する。


「けど、そこからは分岐しそうだ。まず『K』の中身が強い能力じゃなかったなら、今回と同じくその更に右の『Q』は開けないって話になる。合っているよね?」


 実際には⑤の能力内容が報復の危険性の無いただ弱い能力だった場合、《能力ガチャ(改)》の存在を加味して脱落させてしまう方が、それ以外の5人にとっては望ましいのかもしれない──だがその為には、わざわざ忖度して伏せた裏の理由を持ち出す必要がある。


(そうか。今回、『R』を開けないという結論のロジックに手前を採用した以上、副作用的に⑤についても同じ結論が導かれるのか。しかし、それでは──)


「む、待った。意見を撤回したい。どの道脱落させない可能性が高いのであれば、実は⑤の情報である『E』と『K』を開ける必要は薄いのではないかね」


「チッ、馬鹿が」そこに赤糸が口を出した。「⑤と⑥は脅威を把握する為にオープンするって話だっただろーが。なら重要なのは能力者を脱落させることじゃねえ、能力内容を知ることだろ。例えば、⑤の能力内容が特定条件下で投票を操作できる能力だったりしたらどうすんだ? 超常の何かが介在してんだ、知らなきゃ話にならねえ」

 赤糸は雄々原を鋭く睨む。


「また《アイテル》で何か企んでんのか? それとも、まさかお前が⑤の能力者か?」


(──確かに最終投票の投票先を探るだけが調査投票の目的ではないか)


 また赤糸に濡れ衣を着せられかけるが、言い分の一部には素直に納得した。


「君の言う事は尤もだな。私の失念を認めよう」


 疑惑に反応すれば時間を消費する。雄々原は疑いを端的に躱して、続けた。


「しかし──『E』の能力名次第で『K』を開けない選択肢があるのではないかね? 今にして思えばだが、《全知×全Know》という名前から、今回明らかになった『L』、《全知×全Know》の能力内容を推測することは不可能では無かったように思う。時間との兼ね合いもあるし、今回投票先を『E』で纏めることには異論はない。しかし、⑤の能力内容である『K』を開けるかどうかについては、⑤の能力名『E』を見てから改めて議論する余地があるのではないだろうか」


 雄々原は眼鏡を光らせた。


「つまり、開けるまでも無くマスの内容を推測できるのなら──わざわざ無駄に開ける必要は無いのではないか、ということだ。誰かの脱落が目的ではないのなら尚更だろう」


「あの! その件についてですが──」と、そこで生流琉が発言の許可を求めて手を挙げる。


「ごめん、生流琉さん。先良いかな?」


 しかし、青月が被せるように挙手をした。生流琉は慌てて「どうぞ」と譲る。


「ありがとう。今のクフちゃん──いや、赤糸さんと雄々原さんの話し合いを聞いて、僕は『K』を開けるべきだと思った。雄々原君の意見に一定の理がある事は認めた上で」


 青月は雄々原を真っすぐに見据えて、話を展開し始めた。


「このまま行くと、ここからの議論の争点は、四回目の調査投票で票を集めるべきは、『K』かそれ以外の『A』~『D』か、って形になるよね──この議論が双方一歩も譲らないまま次の議論時間まで使い果たすとする。そしたら、各々が各々の主張通りに票を投じる自由投票になるよ。つまり『K』に投票する人と、『A』~『D』のどれかに投票する人に分かれる」


 青月は右手の指を一本、左手の指を四本立てて見せた。

 そしてすぐに右手を下げて、「こっちが問題だ」と言わんばかりに左手を振る。


「時間は次の議論を含めても10分と少ししかない。話し合えるのは『K』か『A』~『D』かという手前の議論までで、『A』~『D』のうちどれを開けるかっていう奥の話までは手が届かないと思う。その場合、雄々原君の《アイテル》での内通作戦が復活する」


(む、そうか。そういう嫌疑に派生するのか)


 しかし、青月にその主張を許したのは、雄々原の疑いを晴らさないという選択の結果であると考えるのは過ちであろう。仮に言葉を尽くして雄々原が《アイテル》を選択していないと信用されたとしても、結局他の人が《アイテル》で内通する可能性は否定されない。


「では手前の二択の議論をする前に──予め『A』~『D』の四択に統一回答を議論で出しておくというのはどうかね」


「その場合、次の議題は──(1)『E』の能力名から『K』の能力内容を推測する。そこで推測できなければ『K』を開ければいいとして、できてしまった場合、今度は──(2)『A』~『D』という四択の統一について議論する。その後、(3)『A』~『D』に投票するか、『K』に投票するかを議論する──だよね。これは本来の流れから(2)と(3)を入れ替えただけ、根本的な時間の捻出はできていないよ」


「──確かに、時間が足りないという話だったか。いやしかし、(1)で共通見解が出なければ『K』を開けるのは当然として、更に(2)で結論が出なかった場合も全員が『K』に投票するという前提があればどうだね? どの段階で時間が足りなくなってもバラバラの自由投票にはならないが」


「そうしたら(2)で『K』派の赤糸さんから妨害を受けるだろうね。たとえば記憶では、彼女はひどい音痴だった。単純に大声で歌われるだけで、議論どころじゃなくなる」


 赤糸は大きく舌打ちをしたが、不快を表明しただけで、激昂も、肯定も否定もしなかった。


「それに例えば『A』を開けるって結論になりかけると、①の能力者が露骨にならない位に反対するよ。ブラフ混ざりの水面下の綱引きで、話し合いじゃ決着は中々つかないと思う」


「あ、ついでに(2)を多数決で決めるのも良くないわね」と、影木が思いつき、補足する。


「《アイテル》で内通から投票の流れが、表で行われるだけだもの。本末転倒よ」


「むうう! ならば──こういうのはどうだね? (2)では全員で『せーの』と同時に指を1~4本上げるのだ。そしてその数の合計を4で割った余りは0~3。この4通りの結果を『A』~『D』に割り振り、これに従って統一回答を定めるのだよ。すると同様に確からしいという前提にはなるが、等確率で恨みっこなしに『A』~『D』から一つが定まる。しかも、それは仮に数名の内通によって上げる本数を事前に決めたとしても変わらない!」


 腹に一物抱えた話し合いではなく、無作為の決定ならば、確かに時間は取られない──が。


「ゴチャゴチャ言ってっけど、それってサイコロ振って①~④で脱落者決めるってことじゃん。もう面倒だしハッキリ言うケド、私イヤだからね」


 雄々原の渾身の一案は、タルトの辛辣な言葉で切り伏せられた。タルトの発言は──自分の優先度が①~④のどれかだと宣言したに等しかったが──それはつまり、雄々原の案にそこまでしてでも反対したということを意味している。


「私も、駆け引きが肝のゲームなら、運ゲーは気が乗らないわね」


「む……」


「雄々原さん。もし無限の時間があるのなら、君の提示した進行は正しいものなのかもしれない。しかしここは、いや、ここも、あえて結論を手前で着地させるべきだよ。『E』の内容次第で『K』を開けずに済むんじゃないかという話は、この場合、賢くはあっても賢明ではない。それにそもそも、僕は『K』の内容を正確に推測できるとは思えない」


 つい先程泣いていた少女とは思えない程、理路整然したと確信的な態度で、青月は断言した。


「《全知×全Know》がパネルの内容を把握できる能力だって推測できたはずだ、って前提も結果ありきだよ。知る前の状態には戻れないんだ。内容を知った今だからそう思えるだけで、あの時『F』の《全知×全Know》という名前を見て誰もその予想を口にしなかった。それが全てさ。以上の理由から、僕は『E』の中身が何であれ、その次は『K』を開けるべきだと思うんだけど、どうかな?」


 雄々原は眼鏡の位置を直し、そしてタイマーの数字を確認する。

 もう直に、今回の議論時間は終わりだった。


「うむ。納得した、次の調査投票は『K』で良い」


 雄々原は頷くと、生流琉の方を向く。


「では、生流琉君。君の番だ、あまり時間はないが、何か言いたいことがあったのだろう?」


 しかし、生流琉は口を開かず顔をしかめて苦悩していた。誰もが彼女の言葉を待つ中で、たっぷりと時間を取って沈黙する。そして、やがてカッと目を見開き、力強く高らかに宣言した。


「やっぱり何でもありませんわ!」


 次の瞬間、6人は個室に転送された。

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