第17話国語

理数系の問題を出すと、水を打ったように静かになる当クラスですが、今回も皆さん悩んでいました。

コースの長さを聞かれましたが、長さは関係ありません。

では、始めましょう。


起立、礼、着席~。

今日の生徒~

頭が回らない、ブリュヴェール君

分かりません、平遊君

算数はパスで、緋雪君

この問題は算数です…、土岐三郎頼芸君

ツッコミは受け付けない、volota666君

一番若い、雪蘭君。


前回の宿題の良く分かる解説。

Aは時速150㎞。Bは時速155㎞で走り続けるのですから、その差は5㎞。1時間走り続けると、5㎞の差がつくわけです。

たとえば1周5㎞のサーキット場なら、ちょうど1時間後に追い付く事になります。

Bは1時間に155㎞走るのだから、1周5㎞のサーキットを155÷5=31

1時間で、31周することになります。

Bは31周目を終わった時点でAとまったく並び、Aを追い越すのは32周目というわけです。

ところで、サーキットの1周が5㎞でなかったったらどうなるのでしょう。

サーキットの1周が長くなれば1周で追い付く距離も長くなり、短くなれば追い付く距離も短くなります。

つまり、1周で追い付く距離は1周の長さに比例しているので、サーキットの長さに関係なく、Bは32周目にAを追い越します。

答えは、32周目。

皆さん!起きてますか?


今夜の宿題。国語。

例題

以下の言葉は昔の流行語です。意味を答えなさい。

(1)「話がピーマン」

(2)「話がキャベツ」

(3)「話がセロリ」

正解は、(1)話しに中身がないこと、(2)話が込みいっていること、(3)話の筋が通っている事。


さて、これを踏まえて問題。

次の会話には昔の流行語が使われています。

⬜️にあてはまる言葉を答えなさい。

(1)「お隣にもこの話、した方がいいかしら」

「そんなことしたら、明日は町内中が知ってるわよ。あの人、話しか⬜️だから」

ヒント、野菜です。話がつつぬけになる。

(2)「よお、景気はどうだい?」

「イヤー、ダメだよ。質屋通いで⬜️生活だ」

(3)「ねえ、お金貸してよ」

「またぁ?ダメダメ、耳が⬜️だ」

(4)「この長屋って⬜️ みたいに同じ間口の家がならんでるね」

「だから⬜️長屋って言うんだよ」

〈平成教育委員会より〉


さて、今夜の授業もここまで。

起立、礼、また明日~


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