アイドルより信長様(番外編)

aki

第1話似た者同士

この作品は、アイドルより信長様の

番外編です!

簡単に説明すると、不思議ちゃんで歴史オタクの主人公未来と国民的アイドル恭介の

恋愛から始まって、あらゆる《愛》に

ついて、コメディタッチに書いた作品です!

本編は、カクヨムコンテスト長編にエンタメで応募してます。ジャンルは現代ドラマです。是非読んで頂けると嬉しいです!


ある日、珍しく家族で休日を満喫する

桜庭ファミリー。

未来が上から降りて来た斗夢に


「斗夢~彼女は出来た?」


「ママ、僕には何時も応援してくれる

沢山の彼女が、居るんだよ?」


「はぁ?斗夢が言うと、何だか似合わない

わね?恭介さんが言うと、カッコいいのに

どうしてかなぁ?」


「ママ、その言い方は失礼だよ!僕だって

モテるんだから!」


そう今、大学4年生の斗夢は、言った通りに

モテていた。

大学の講義が終わると


「桜庭君、ご飯に行こうよ」


「休日こそは、一緒に行こうよ」


と、毎日誘われる。

男子と雑談をしている斗夢は


「どうして僕が、君達と……」


言いかけると、一緒にいた男子に口を

塞がれる。

そして男子達が


「ごめんね、斗夢今日は、今から仕事なんだよ!」


「ざ~んねん~」


「じゃあ、今度は必ず行こうね!」


帰る女子達。


「どうして、僕の口を塞ぐんだよ!」


「いや、斗夢が何か言いそうで、斗夢

アイドルなんだから、少しは自覚を持って

接しないと!」


「でも、僕があの子達と、ご飯に行く理由が

無いだろう?」


「まぁ、そうだけどな」


斗夢の性格を知っている男子は、そこで話を

置くことにした。


「じゃあ、僕は仕事に行って来るよ!」


「あ~頑張れよ!又、明日な!」


「お~!」


斗夢は未来と、性格も言うことも、ウリフタツに育っていた。

ヒューチャーで、活動する時は兄の来夢の

お陰で、バレずに助かっていた。

本人には、自覚は無いようだった。

その似た者同士が、今言い合っている。


「ママは、いいよね!何時までもパパと

ラブラブで!」


と、斗夢はわざと、からかうのだが未来は

顔を真っ赤にして、照れて


「もう~斗夢ったら~!」


と、バシバシ斗夢を叩く。


「いたっ!痛いよ!止めてよ!それでも

政治家なの?」


政治の話になると、未来は顔が変わる。


「斗夢君?今、何て言った?」


「それでも、政治家なの?って言ったよ!」


「私は、ちゃんと政治家として、頑張って

います!斗夢はどうなの?」


「僕も、アイドルとして、頑張っています!

フン!」


「何よ!そのフンて!」


二人は、掴み合いを、し出した。

すると未来と斗夢は、頭を鷲掴みにされた。

見ると恭介だった。


「お前達、いい加減にしろ!」


「だって~恭介さん、斗夢が~」


「いや、パパ、ママが~」


「もういい!お前達は、本当にソックリ

だな!」


首を横に振る二人。


「外でも走って、頭を冷やして来い!」


「は~い」


「はい、はい」


「何だ?二人共、その返事は?」


「はい!行って来ます!」


「パパ、行って来ます!」


「お~!」


もうあきれ果てる恭介。

未来と斗夢は、少し走るとコンビニを

見付けた。


「斗夢、ちょっと寄らない?」


「そうだね!」


そして、未来と斗夢は、プリンを買って

座って食べる事にした。


「ねぇ、パパ、今日は機嫌が悪いのかな?」


「う~ん、何だか起こってたよね?どうしたんだろうね?」


全然、分かって無い二人だった。

そして、プリンを食べて、そのまま家に

帰ると


「早く無いか?お前達!反省したのか?」


「反省?」


「パパ何を?」


「はぁ?お前達、さっきケンカしただろう?」


「あ~あれは、もういいの、ね?斗夢」


「うん!」


機嫌のいい二人に、頭を抱える恭介。

そこに、来夢が降りて来た。


「パパ、ママ、少し話が有るんだけど」


「どうしたの来夢?るりさんと別れるの?」


斗夢は椅子から落ちた。


「未来、お前は何を言ってるんだよ!」


「そうだよ!ママ、あの~実は僕るりさんと

結婚しようと思うんだ!お互い24歳だし

いい時かなぁと思って、明日プロポーズ

しようと思って、パパとママに先に言って

おこうと思って」


「そうか~来夢、いいぞ!プロポーズ

頑張れよ!」


そして未来は号泣、それを見てギョッと

する桜庭男子達。


「ママ、どうしたの?」


「うん、嬉しいのが半分と、寂しいのが

半分、で、来夢は結婚したら何処に住むの?」


「それなんだよね!パパとママは同居が

いいの?」


「いや、新婚何だから、二人で住む方が

るりさんも、気を使わなくていいだろう?」


「そうよね、家は忙しい家だから二人で

住む方がいいわ」


「僕も、その方がいいと思うよ!」


斗夢が口を挟む。


「どうしたの?斗夢」


「家には、手が掛かる人が1人居るからね」


「まぁ、誰の事を言ってるんでしょう?」


と、未来。

桜庭男子達は、全員が


(あんただよ!未来、ママ)


そう思っていた。


「うん!分かった、明日それも言うよ!

ありがとう!」


またまた、何か有りそうな桜庭ファミリー。

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