第15話 全身全霊をかけて 傍にいたいだけ

ついに妖怪の雪女である私、雪羽は黒歴史の遺産である月の書の完成された力の一部を使いこなすことに成功した、その完全された力の一部というのは事象を書き換えるというとてつもない力だった、そして私はこの力を氷河の為に使いたいと思っていた、そしてその理由は氷河の力は月が見えないと最大限の力を発揮できない弱点を抱えているからだ、そして神威は私に「氷河のこと好きなんでしょう?月の書の力の使いかた氷河、彼を思っていたことは私は確かに感じとってたから、何より私達、漆黒の銀翼は今は戦う理由があって今ここにいるから」とそうかつての大きな戦いを戦い抜いた黒斗達、漆黒の銀翼は漆黒の世代と呼ばれている、そしてそれには理由があった、夜叉動乱事件にて暴走した黒歴史の遺産である暗闇の書の力との戦いであったからだ、そのため漆黒の世代と黒斗達は呼ばれているのだ、そしてその頃、時同じくして神威の里、際羽と柚希は来斗と話していた、そして奇しくも際羽と柚希は黒斗達と同じく漆黒の世代だった、そしてそのことを知っていた来斗は際羽に「お前達は黒斗達、漆黒の銀翼と同じ漆黒の世代のはずだ」とその問いに際羽は「それは私も嫌という程わかってる、だからこそ希望の灯は消さない!」と言った、そして柚希も来斗に「あの動乱事件で黒歴史の遺産の力は私達が目の当たりにしてよく分かってる、だからこそ黒歴史の遺産を希望の力に変えたい、変えれると信じたい、そしてそれが黒歴史の遺産の力をよく知る私達の世代の果たせる務めだと思うから」と来斗は「人の歩みの歴史を黒歴史にするかは良いも悪いも使い手次第か、お前たちらしいな」と言った、そしてその頃、私と氷河、そして霊羽は残りの下級妖怪の化け猫の撃退に赴いていた、下級妖怪の化け猫の群れがアイヌの里に迫る中、氷河は私に「雪羽、俺はどんな時だってお前の全身全霊をかけて傍にいたいだけだ」と言った、その言葉を聞いて私はほっと安心しそしてさらに氷河に私は「私もあなたの傍に全身全霊をかけて傍にいたいだけ」と霊羽の変身する際の霧があたりを包み鬼の仮面が攻撃と防御を行いながら霊羽が精霊変身を遂げると氷河も鬼の仮面と白い鷹の精霊を召喚し攻撃と防御を行いながら白い鷹の精霊が氷河の背後から覆い被さり両羽を広げると右半分に巨大な白色と青色の盾と鬼の仮面と背中と腰に白色と青色のラインが入ったマントと腰ローブのついた精霊の鎧をその身にまとい変身を遂げる、そして私も青色の光に包まれ青色と金色の月がついた鎧をその身にまといそして月の書の完成された力の一部を使い変身を遂げる、霊羽は「私に考えがある!雪羽!事象を書き換えて私と氷河を化け猫の群れまで飛ばして!」とそして私は氷の弓矢を作り出しそして氷の弓矢を金色の光をまとわせて放つとともにそして事象を書き換えて氷河と霊羽の2人を下級妖怪の化け猫の群れの中心に転移させた、そして私の放った金色の光をまとった氷の矢は下級妖怪の化け猫の群れの一匹に火花とともに直撃し半数の下級妖怪の化け猫の群れの事象を書き換えそして爆発した、今の精霊2体変身を遂げた氷河は格段に機動力が跳ね上がっている、そして手に持った盾に青色の光をまとわせて着地とともに下級妖怪の化け猫を一匹、火花とともに爆発させた、そして手に持った盾を真っ二つに開くと青色の光のハモニカのような光線を撃ちだし火花とともに複数の下級妖怪の化け猫を爆発させた、そしてそれを見た霊羽は「やはり私の思った通り、氷河の力を月が見えない時に最大限に発揮させるには月の書の完成された力の一部で補う必要があるわね」とそう今の私と氷河はお互いの弱点を互いに補い全身全霊で戦いに挑んでいたからだ、そしてそれを感じとった霊羽は「まるでかつての私と黒斗みたいじゃない」と言った、そして霊羽も手足に紫色の光をまとわせて獣のように火花を飛び散らせながら下級妖怪の化け猫の群れと戦っていた、そして遅れて青色と赤色の光の羽で飛行しながらカムイ2体変身を遂げた神威が加勢に加わった、まとっているカムイは熊のカムイとシャチのカムイの2体、氷河同様に高機動かつ戦闘力に重点を置いた姿だ、そして神威は霊羽に「あんたとのコンビは私でしょ!」と言った、すると霊羽「そうだったわね!」と返した、そして時同じくしてその頃、神威の里にやってきた黒斗は来斗と出会う、来斗は黒斗に「お前は人を育てる才能があるな、下級妖怪の群れを勇者の一族だけで戦うには無理がある、それに彼らは希望の世代だしな」と言った、その言葉に黒斗は来斗に「希望の世代か、漆黒の世代が生み出した世代だな」と言った、柚希は黒斗と来斗のその2人を見て「私も勇者の一族の力だけじゃなく鬼の一族の力を使いこなせれれば」と言った、そしてその柚希の言葉に来斗は「そうだな」と返した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る