第10話どうする羽弦

その日は朝から腹を下していた。

通院で早くも病院に行きたかった。

「羽弦君、早くしないとトイレ間に合わないよ!」と、妻。

「う、うん。股を開くと出そうだから、ヨチヨチ歩きしか出来ないの」

「何なの?そのお腹!エイッ」

と言って妻は僕のお腹を叩いた。


ブリッ!ブジュルル!ブッ!


「……あんた、街なかでおもいっきり……」

「あわわわわ」

「そこに、死角があるから、パンツ脱いで!」

「うっ、ウンコが、ウンコが……」

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