第9話マメマ人

知り合いに真人まひと君って子がいた。

真人君は、通学用の帽子に生枝を書いていた。

「マ人、マ人」と。

しかし、前の方の人がメに見えるので、「マメ、マ人」になってしまった。

その日から、彼のあだ名はマメになったのである。

小学生は残酷である。

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