進退化説

メリーさんのヒツジ3

夢の国(異世界)のネズミになった

転生な主人公

 どこか暗いところで目が覚めた。寒さは感じずどこも痛いところがない。


 ここがどこか分からずなぜか動かない首の代わりに瞳だけを動かし、周りを見るのだけど。岩でできた壁がずっと続いているだけでどこなのか全く分からない。


 僕はさっきまで病室で外を眺めてたはずだ。これは夢なのかな?でも明らかに夢って感じはしないし何か視点が低いような感じもする。それに体勢的に四足歩行なのだが。なぜだか凄くしっくりくる。

 確証はないのだけど四足獣になってる気がする。


 ・・・もしかして転生?


 だとしたら、首が動かない動物だっているかもしれないしありえるかもしれない。


 ・・・いや、そんな動物いなかった気がする。


 だとしたらなんで首が動かないんだろ?


 寝違えた?ヘルニア?


 無理やり首を動かそうとするのだけど動かない。


 感覚的にだけど、首の骨と頭蓋骨が直接繋がってる気がする。


 だからなのか、もっと無理やり動かすと頭が取れるような気がする。


 ・・・それに、声帯がないのか喋ることすら出来ない。


 「(こわい...)」


 できるだけ明るく居ようと、転生なんだと自分に言い聞かせていたけど、何も出来ない怖さからか、暗い考えがいくつも流れていく。


 実験に使われ失敗して捨てられたのかもしれない。


 大地震が起き、地中に取り残されたのかもしれない。


 「(こわいよぅ...)」


 「(だれでもいいからたすけてッ!!)」


 ・・・気づくと怖さからか全身が震え出していた。


 「(んっ?震えてる?)」


 今気づいたんだけど、ここ2年で諦めていたため試していなかったことがあった。


 ・・・右手を上げてみる。

 全然上がんない、手一個ぶんくらいしか上がらない。


 同じように左手を上げてみるも手一個ぶんくらいしか上がらない。

 右足も左足も同じくらいしか上がらない。


 次は当た○前体操のように右足を出して左足を出そうとしてみる。


 「(ん?四足歩行だから手から出さないといけないのかな?)」


 物凄く震える手を一歩一歩と、踏み出していく。


 「(っ!!?)」


 「(歩いてる! 歩けてる!」)

 

 「(四足歩行だけど歩くことができてる!!2年以上歩くことができなかった僕が歩くことができてる!!)」


 でも、歩けているということは転生したいうことで間違えなさそうだ。嬉しい反面とても悲しい。今まで近くにいた家族、優しいけどいけないことはしっかりと叱ってくれる母さん。いつも静かだけど欲しいものをかってくれたり遊んでくれる父さん。ヤンチャだけど泣き虫で、自然と周りを笑顔にしくれる妹。僕はみんなのことが好きだった。でももう会うことができない。



「(・・・・・。)」



 僕はいっぱい、いっぱい泣きたかったけど、体が許してくれなかった。僕の転生した体では、涙がでないみたいだった。

 うつむいてちゃダメだな!物語の中の主人公はいつだって諦めず前に進む。そして目標を達成するんだ!僕もそんな主人公のようになりたい!!絶対に強くなっていろんな人の笑顔を守るんだ!




・ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・


種族:レッサースモールアンデットラット1/3

Lv:1/4

スキル:<ランダム進化(退化)><1/3進化><憧れの勇気>

    <アンデッドアイ>




…………

あとがき



すいません

変なところが多すぎて編集中です。

まじで変なところしかないため我ながらすごいと思ってます。

まだまだ治す予定なので、変なところがあるとご報告いただけると嬉しいです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る