第13話 レベリングやでレベリング!4


「うーん。ぜんっぜん弱いなー。」


現在平原奥の森にてゴブリン&オークを清掃中。びっくりするほど弱い。


「オーク最初はでかかったし強いと思ったんだけどなー。武器はなんかデカいこん棒で痛そうだったし。でも動き遅いし単純だし、こん棒破壊出来るしであんまり強くなかった。くそう!力が!力が制御出来ない!みんな壊してしまう!」


ゴブリン?んなもん顔面パンチで終わりよ。ん?そうなると、1番強いのスライムじゃね?


「そもそもスライムが天敵すぎるんだよなぁ。超必殺パンチ効かないし。それはそれとしてもうちょっと奥に行きますか〜。奥の方って何がいるんだっけ?」


「あのーすみません。リブラさんですか?」


「ん?あ、はい。そうっすけど。」


「やっと会えた〜。っと急にすみません。私はグリモワールというものです。」


「うん。んでなんか用?」


「そうです!リブラさん!今回のイベント僕たちと一緒にチームで出てくれませんか?」


「チームで?え〜でも私個人戦に出たいし。」


「?今回のイベント最大2つまで参加出来ますよ?」


「え!まじで!?そんなん書いてた!?」


「掲示板の方では書いてましたよ。」


「まじかよ。·····あーじゃあいっすよ。ところで他は誰がいるんですか?」


「水魔法使いのアイスさん。剣術分野最強格のエクスさん。後は支援分野でエルミーさん。の3人だよ。最大5人までだからね。ちなみにエクスさんは最前線プレイヤーの1人でレベルも1番高いんじゃないかな?」


「ひぇ〜。というか私そんなところにいていいんですか?」


「もちろんですよ。本気で勝ちに行きたいですからね。他の2人もめちゃくちゃ強いですよ。」


「あ〜じゃあ頑張らせていただきます。」


「詳しいこととか不安なことあったら教えてくださいね。大抵のこと答えられますので。あ、スピーカーやってますよね。そちらに後で連絡しときます。」


「はーい。というかなんで運営はフレンド機能とか作らなかったんだろ。」


「生産が追いついていなくてあとからどれくらい増えるか未知数だから様子見のためが私の見解ですね。」


「見解。·····なんか頭良さそうな響き。」


「ま、まあ掲示板の裏ワザみたいな感じでその人だけに掲示板のURLを送って会話をする方法もありますけどね。というか自分たちもそうする予定なので。あ、スピーカーの名前も『グリモワール』ですのでそれ以外から来るURLには気をつけてくださいね!」


「は、はい。何から何までありがとうございます。あ、団体戦のエントリーの仕方教えてくれません?」


「エントリーは代表として私がやっておきます。運営から『グリモワール他3名と団体戦に出場します。よろしいですか?』的なメッセージが来るのでそれに同意するくらいでいいですよ。それじゃあ私はこれから行くとこあるのでイベント一緒に楽しみましょう。」


「そうですね〜。楽しみましょ。」


いや〜まさか生涯孤独を貫いてきた私が団体戦で出れるなんて。感慨深いな〜。


「よし!レベル上げを頑張るぞ〜!」


あ、なんかお腹すいた気がする。ご飯食べよ〜っと。あっさごはっんー!あっさごはっんー!


*****


さあお腹も膨れたことだし?そろそろ?レベル上げを?やりたいとおもいまああああああああああああす!


「そういや思ったんですけどね。私ってレベル全然上がらないんすよ。マジで。それでねそれでね。グリモワールさんにダメ元で聞いてみたんですよ。そしたらなんとレベル22!エクスさんはレベル30!高い!私なんてまだレベル10!おかしいだろ!一体何体のオオカミを倒してきたと思ってるんだ!」


いや数えてないからわかんないし途中から経験値入んなくなってたけど。それでももっと上がっててもいいと思うんだよ!


「まあ地道に頑張りますか〜。いざとなったら背後に気をつけながら『火炎砲』木材野郎に放てばいいだけや!よゆーよゆー!ってお?」


なんかすごい目立つスライムがいる。なんか、こう、すごい経験値を落としそうな金色の··········


「うぉら!経験値落としやがれ明らかレアスライム!『火炎砲』!」


ふはははははははは!燃えろ燃えろ〜!


「どうだ!」


···············無傷だと。いやでも私は聞いたことがある!


「すごい熱で熱したあと急に冷やしたらものすごく脆くなるってね☆」


近くに川があるはずだから···············


「いけぇー!超必殺サッサーボールキーーーック!ってあっつーーーい!」


角度良好。天気良好。速度良好。そのまま川に··········入ったーー!


「天才だ!私は天才だ!サッカー界に激震が走るぞ〜!あ、やべ早く行かないと。横取りされて溜まるか!」


よし!なんか弱ってそう!チャンスだ!


「喰らえ!超必殺パーンチ!そして『火炎砲』!」


やったか!?あ、やべフラグ。あ、倒したわ。


「いやかってぇーーー!いった!マジで腕クソ痛ぇんだけど!」


どうやレベルは上がったか?ステータスどーーーーん!


プレイヤー名:リブラ

職業: 眠りの神の眷属

ステータス:

装備:眠神の篭手

眠りの神であるヒュプノスの眷属が装備したため生まれたもの。使えば使うほど成長していくもの。壊れることは無い。

装備時(現在)

STR+25

DEF+15

AGI+10

スキル

強打


特性

対オオカミLv1

不壊

成長


Lv.12

HP:60

MP:20

STR:119(78×20%+25)

DEF:63(40×20%+15)

AGI:30(+10)

LUC:20

未振り分けステータスポイント:15

SP(スキルポイント):20

ST(スリープタイム): 50

スキル:武術(睡魔流)、眠りの誘い、深眠


うん強い!何気に篭手にスキルも出てきてるし若干強くなってる!ステータスポイントも溜まってるし使っちゃおうか。うーん、攻撃力はまあまああるし今回はAGIとHPにするか。いやでもAGIは篭手で成長できるし放置でいいかな?特に何が変わるかわかんないし。よし、めんどいからHPにブッパ!イェイ!スキルポイントは放置!もうちょっとなんか良い奴が欲しいからね。


プレイヤー名:リブラ

職業: 眠りの神の眷属

ステータス:

装備:眠神の篭手

眠りの神であるヒュプノスの眷属が装備したため生まれたもの。使えば使うほど成長していくもの。壊れることは無い。

装備時(現在)

STR+25

DEF+15

AGI+10

スキル

強打


特性

対オオカミLv1

不壊

成長


Lv.12

HP:75

MP:20

STR:119(78×20%+25)

DEF:63(30×20%+15)

AGI:30(+10)

LUC:20

未振り分けステータスポイント:0

SP(スキルポイント):20

ST(スリープタイム): 50

スキル:武術(睡魔流)、眠りの誘い、深眠


いや〜ゴールデンスライム様様だねー!あ、でもよくよく考えたら私今経験値取得半減状態じゃん!··········ま、まあまた見つければいいでしょ。私運いいし!··········運いいもん!


【クロノスタシス・オンラインfirstイベント『PvP』用掲示板 4】

最初のイベント用の総合掲示板です。

エントリーはこちらから

https://*********


ルールを守り、自由に使いましょう。違反行為があった場合は即座に通報しましょう。

このスレッドは1000を超えると同時に自動で立ち上げられます。

ただしプレイヤーが作ったスレッドはプレイヤーが新しく立ち上げるようにしてください。立ち上げ方参照 : https//*******


844. グリモワール

やあやあ、僕にとっていい話と君たちにとって悪い話どっちが聞きたいかい?


845. ヤミツキ

なんだコイツいきなり。情報ありすぎて壊れたか?


846. ミミント

というか結局俺らにいい話ひとつもないやんwww


847. アザミ

なんやなんや言ってみろやー!


848. グリモワール

僕にとっていい話

チーム戦出場

君たちにとって悪い話

仲間

アイス

エクス

+2人(許可貰ってないため掲載しない)


849. ヤミツキ

あっ(察し


850. ミミント

終わった。チーム戦終わった。


851. ハヤテ

剣術最強と魔法最強の時点で勝ち目ゼロ。

··········ブイチューバー軍団推します。勝て!勝ってくれー!


852. あいまいみー

あんま掲示板見ない俺でも分かる。チーム戦無理や。

残りの2人も強いんか?


853. グリモワール

残りの2人とも僕たちと別ベクトルで強いよ。

しっかりとバランス重視でいるからね!


854. ヤミツキ

バランス重視(最高水準)


855. ラッキーピース

お前1回バランスの意味調べてこい()


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

作中のスピーカーはTwitterみたいなもんと思ってもらえればいいです。


お読み下さりありがとうございます!

応援、コメント、フォローしくてくれると喜びます。

拙い文章ですが精一杯頑張りますのでよろしくお願いしますm(_ _)m

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る