味方側(共産主義側)の勢力(南ベトナム解放民族戦線について)
・南ベトナム解放民族戦線(Mặt trận Dân tộc Giải phóng miền Nam Việt Nam)
ベトナム共和国内で抵抗運動を行なっている武装組織で別名、地方軍と呼ばれている。
敵側であるベトナム共和国や資本主義側からは蔑称である『ベトコン』と呼ばれ、日本では南ベトナム解放民族戦線のことを『ベトコン』という名前で知られている。
しかし、南ベトナム解放民族戦線は『ベトコン』という言葉を嫌っており、自らを『ベトコン』という言葉を使って自称することはない。
その地方に住む現地人が主な構成員の部隊でその地方(省内)で抵抗運動を行なっている。
解放戦線の設立自体は共産党が関わっているが、解放戦線の隊員の中には共産党、共産主義を認めないものも多くおり、それが解放軍との間でしばしば摩擦が起こっている。
彼らの目的は打倒ベトナム共和国政府と米軍などのベトナムに派遣している軍隊の完全撤退、どこかの国の傀儡国ではない自分達の国を設立し独立することであった。
戦闘員は黒や茶色、グレーの戦闘服を着ており薄いビニールの入ったブッシュハットを被っている。
解放戦線の単位は基本的に各省に1〜3つぐらいで解放戦線の発祥の地となったメコンデルタ地方はそれよりも多く存在したと言われている。
1968年の旧正月のテト攻勢で大部分が戦死してしまい弱体化する。
そのため、1970年から解放軍が主体となって戦闘を行うようになった。
ベトナム戦争終結と共に一部の解放戦線を除くほとんどの部隊が解散して消滅した。
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