ネット小説書きとTwitter

 お久しぶりです! 山葵 狸です!


 先の小説投稿までについての投稿、沢山読んでいただきありがとうございます! 今回は小説とは少し離れているところにあるけど、ネット小説書きにとっては密接な繋がりを持つ、あるSNSについて語っていこうと思います。



 ◇

 


 僕はネット小説書きになってからは投稿サイトを変えたり、執筆する媒体がスマホからパソコンになったりはしたが、一貫して使い続けているものがある。


 それがTwitterだ。


 そもそも小説投稿サイトがあることはアニメ化された作品等から知ってはいたが、細かい投稿の仕方などを知ったのはTwitterを初めてからだ。


 小説投稿サイトでもTwitterと連携出来るものが多く、小説の宣伝をしたり、創作仲間を見つけるために今最も使われているSNSはTwitterと言って過言ではないだろう。


 とは言っても三年間Twitterをやっていて、良かったことばかりでは無い。色々問題に巻き込まれてアカウント変更したり、今となってはあの行動は間違いだったなということも多々ある。今回は人間関係以外のTwitterでの失敗談について語りたいと思う。最近ネットで小説を書き始めた人は少しだけ参考にして欲しい。


 長々と読みたくない人のために結論を先に言っておこう。僕が言いたいのは誰かの養分にならないように気をつけろということだ。



 ◇



 まず初めに何かツイートをするだろう。自己紹介だろうか。小説に対する思いだろうか。それとも投稿した小説のリンクかもしれない。しかし繋がりがない状態ではハッシュタグを使わないと絶対に見られることなんてありはしないということ。これをほぼ前提のように覚えて欲しい。


 そもそもTwitterは多くのネット小説書きが使っているSNSではあるものの、決してネット小説書きのためのSNSではない。


 我々と同じ創作界隈に絞れば、絵師さんや漫画家さん。またそれ以外にもyoutuberだったり、美容系のインフルエンサー。はたまた広く知られることを目的としておらず、誰かを応援するためやゲーム友達などほぼ無数のジャンルで様々な人がTwitterを利用している。


 「そんな中小説書き始めます!」とツイートしたとしよう。見られる訳が無いのだ。そんな無数のツイートの中からこのツイートが目に入る事なんてほぼほぼない。


 そこで利用するのがハッシュタグということだ。僕自身も小説関係のツイートを見る時はハッシュタグで検索している。そのような人は多いはずだ。だからこそまずはハッシュタグをつけることを覚えて頂きたい。


 さてハッシュタグをつけて、いざツイート! ……したとしてもいきなり伸びることなんてほぼない。ましてやpvもろくに伸びない。そのような状況に陥った結果、僕はただただ承認欲求だけが助長されたモンスターと化していた。


 そしてその結果あるハッシュタグにたどり着いた。


 #RTした人の小説を読みにいく だ。


 僕はこれをリツイートしまくれば、その分読まれてそこで評価されて拡散されて人気者に……なんて短絡的で楽観的な思考を持ち、とにかくリツイートしまくっていた。


 結論から言おう。pvは殆ど増えない。


 もちろん真面目に読みたい! という気持ちでそのハッシュタグを使っている人もいるが、自創作の宣伝のために読まれたい人を利用して宣伝させているという人もいるというのが事実だ。そこまで露骨じゃなくてもやましい気持ちで使っている人が多いように見受けられる時もある。


 さてリツイートしまくったが、自分の小説は読まれない。しかしそのツイートはどんどんリツイートされ、拡散されていく。


 言うなれば、初心者の自分はただの養分にされていたのだ。


 そしてこのハッシュタグが嫌いという人も一定数存在する。pv稼ぎのために手段は選ばない卑しい人間だ! なんて思われてしまう時もある。実際このハッシュタグに関しては論争が起こることも多く、本作品で取り扱うかも悩んだほどだ。


 小説は読んでもらえないし、周りからよく思われない。もし、こうなってしまっては最悪である。


 なのであまりこのハッシュタグを使うのは僕としてはおすすめしない。もし使うのであれば、リプライ欄をしっかりと見て本当に読んでくれる人なのかどうか。そのツイート自体に自創作のURLが貼ってあって宣伝させる気満々では無いかなど、細心の注意を払ってほしい。



 ◇



 このような多数の失敗を乗り越えて、僕もある程度見られるようになり、ある程度評価されるようになってきた。


 この頃には自信と承認欲求の塊であった頃とは生まれ変わり、自分の実力を真摯に見つめ、凄い人から学ぼうとしていた頃だ。


 この時の自分の失敗というのはリツイート返信だ。自創作のツイートをリツイートしてくれた人の創作ツイートをリツイートし返すというものだ。


 この当時、僕は向こうからリツイートされたものは自分の小説を好きになってくれてリツイートしてくれるものだとばかり思っていた。


 しかしよく考えればその時pvは増えていなかった。リツイートの理由は応援や普段仲良くしてくれているからというものからリツイート返信を期待して、という不純な理由まで様々で、実際に僕が思い浮かべていた気持ちでのリツイートはごく僅かだ。


 さらにリツイートをするとその分、自分のツイートが見られにくくなるというデメリットまである。


 なのでリツイートも本当に拡散したいもの以外はあまりしないことを、するなら定型文ではない自分の意見も乗せた引用リツイートをすることを進めたい。はっきり言ってリツイートばかりのプロフィールを遡る気はそう湧かない。



 ◇

 


 色々なことを言ったが、一貫して僕が言いたいことは誰かの養分にならないように気をつけて欲しいということだ。誰かを養分と捉えている人にとってはあなたのいいねはただのいいね1に過ぎないのだから、何も得はしない。交流も増えず、たまたま誰かの道具になっているだけだ。


 人間というのはいい人ばかりではない。あなたを道具としか思ってない人がいるというのは紛れもない事実だ。これは断言したい。


 だが悪い人ばかりでもない。その人に媚びを売らずとも仲良くしてくれる人や創作について語り合える仲間にはきっと巡り会えるはずだ。これも断言したい。何故なら、これは数少ない僕の口から語れる成功談だからだ。


 いずれにせよ、Twitterを上手に使ってネット小説書き活動を楽しく行って頂きたい。



 ◇



 さてと、この「ネットで小説を書き始めた方に送る、たぬきの失敗談」はこの回で一旦終わりです。


 また新しい失敗をしたら更新します。まぁ僕としては更新しないことを願いたいですね(笑)


 ともかく失敗談から学べることは成功の仕方ではなく、失敗しないための教訓だけだ。


 もっと頑張りたい人は成功した人の成功談をどんどん読みに行って欲しい。というかこの作品は成功するための物としては自信が無い。コメディとちょっとしたアドバイスくらいとして捉えてくれると何よりだ。


 そして色々やり方はあれど最後は小説書きとしての実力だ。


 実力があれば、このような失敗の轍を踏んでも実力でねじ伏せpv、評価ともに伸ばすことが出来るだろう。


 しかし今伸びていないなら色々と自分のやり方を見つめ直し、改善していなくてはいけないのだ。


 自分も今でも反省と改善の毎日です! 皆様、僕と一緒にという言い方はおこがましいかもしれませんが、執筆頑張りましょう!

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ネットで小説を書き始めた方に送る、たぬきの失敗談 山葵 狸 @wasatanu_

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