うだうだ話

 正味な話、私はいわゆる底辺作家でしょう。

 いや、作家ですらない単なる文章を書いて承認欲求を満たそうとしているだけの取るに足らないちっぽけな中年です。

 これは卑下とか腐っている訳では無くて、明確な事実として認識しています。

 そして、そんな状態である理由の一番は完結作品が少ない事です。

 長編はほとんど終わっていない体たらく。

 作品は書き上げられないと成長が望めませんから、これではよくない。


 作品作りの面でも読まれるために流行りを取り入れようと足掻き、それでいながらまずもってなぜそれが流行っているのか理解できていないボンクラです。

 表層ばかりをなぞっても致し方ないと言うのに。

 さらに問題なのは読まれたいと言う気持ちはあれど、読まれることに抵抗を感じると言う奇妙な感覚も持っている事なのです。

 正確に言うなれば、流行りを取り入れることが割り切れないとでもいうのでしょうか。

 それはそうですよね、何故に流行っているのかの骨子が分からないのに表層だけ取り入れているんだから嫌気がさすのは当然の帰結。

 書きたいものを書いているつもりでも、読まれることを意識すると終わり。


 書くジャンルと言うか、そう言う物に関しては書きたいものを書いています。

 ホラーもファンタジーも好きですし、主人公が無双する話も好きですが、実はチートや無敵は好きではありません。

 無双とは同じ存在は二つとないと言う意味でしかなく、いかに無双を誇ろうとも多くの英雄は戦場で倒れます。

 傷のつかない英雄に、倒れる事のない英雄に、死ぬことがないと分かり切っている英雄に私は価値を見出せませんし、見出す気もないのです。

 強い戦士が強敵と死闘を演じ辛くも勝利する、その様な英雄譚にこそ心惹かれます。


 現状抱えている二つの連載は、共に流行について考えて書き出した物です。

 テンポは悪いし、流行?と言った感じはしていますが、一応そうなのです。

 そして、それが私に良くない影響を与えています。


 とは言えベルシスについて語る事はもう少ないです。

 ここまでくれば後は書き上げるだけ。

 終わった後に三人称の方を書くか、未来の話を書くかは不明ですが構想は一応あります。

 話自体は自分でも好きですから、後は表現方法とかその辺りがですね、何とも。


 問題は今一つの方です。

 一人称で剣の戦いを書くには私のスキルが足らな過ぎたのと、どうにもいろいろ詰め込み過ぎている気がしてなりません。

 終わりまでの道筋は見えていますが、果たしてこのまま書いて良いものか。

 決してハッピーエンドでもないし、どうした物か。

 こちらこそもう少しに詰めて三人称で書き直すべきか、とか考えています。


 そもそも私が一人称で書き出したのは、三人称だと視点がふらつくと言われた事です。

 海外の作品では三人称神視点もそこそこ多いので、私もそれに習っていたのですが、どうにもふらついているそうです。

 それを矯正するために一人称で書いてきましたが、そろそろ三人称でも良いかなと思っています。

 まあ、どうするかはともかく現状はこのように詰まらない事で頭を悩ませている状態。


 まあ、うだうだ思いながら書くんですけどね。

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創作に関する日記 キロール @kiloul

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