【俺のアレ】おまけのあとがき

 最後まで【俺のアレ】をお読み頂き誠にありがとうございました。

 作品は完結しましたが、本編で描ききれなったエピソードや、この作品のもとになった短編をこの場所を借りて今後、ショートエピソードを交えて公開していこうと思います。


 初回は【俺のアレ】のあとがきのようなモノを書き記しておこうと思います。


 この作品はカクヨムコン8のラブコメ部門にエントリーしておりますが、

 元々は過去に作者が連載していた作品がベースにあります。

 ひとつは通常のラブコメ部門に約二年ほど前に連載していた作品です。

 もうひとつは短編作品が存在しました。

(※現在は公開しておりません)


 作者がまだカクヨムに執筆するようになってわずかのころに執筆した作品で、

 いま読み返してみると稚拙な文章と内容で恥ずかしくなりますが、なにか勢いのような物がありました。このまま埋もれさせるのは惜しいと考えて、今回のカクヨムコン用に新たに執筆してみました。


 一話目のネタにすべてが集約されていて、まさに出落ちな作品ですが、作者が念頭に置いていたのが本作品は少しえっちなラブコメですが、可愛らしさを全面に押し出して読むかたに不快感な読後感を与えない物語を心がけました。

 成功しているかとうかのジャッジは読者様に委ねますが、熱心にコメントを書いて頂いていた読者様の感想を拝見しているとある程度は成功しているのかな? と感じました。


 後半に従うにつれ、ヒロインのひとりである未祐にどうか幸せになってもらいたいとのご意見も多く頂戴しました。創作の中の架空のヒロインに感情移入して頂いた上でのご意見ですからそれは本当にありがたく作者冥利に尽きます。


 生意気かもしれませんが、本来、作者としてダブルヒロインのどちらかに極端に肩入れするのは創作の上でよろしくないことだと思っております。その理由わけは物語の登場人物にフラットな視点を持ちたいという思いと、あからさまな作者の肩入れは恋の行方のネタバレになり、読者様がそれを感じて作品に興味を失い途中で離脱されてしまう怖さがあります。


ですので真奈美、未祐、どちらのヒロインにも応援して頂いている読者様に対して誠実な向き合い方をしたいと思いました。二人の女の子にもこれまで歩んできた背景があり、それそれの想いがあります。単純に恋の勝ち負けの結果を描きたくはありませんでした。


 拓也との恋のゆくえは真奈美ではなく未祐にほほ笑みましたが、これからも真奈美とは幼馴染としての仲の良い三人の関係は変わらすにずっと続きます。そんな未来を思い浮かべながら今回の最終話を執筆しました。


 この作品にはベースに短編がありますと最初に言いましたが、それは妹の未祐の登場しないバージョンでした。その短編ではショコラが主人公で拓也と真奈美の仲を取り持つストーリーで、その名残りは本作品の途中に挿入されるショコラのモノローグと真奈美の手紙の話です。その二話の後に短編ではもう一話お話がありましたので、ショコラが本作品の最終回で登場した経緯もわかりやすいので次回以降に公開予定です。本編との違いを楽しんで貰えたら幸いです、ぜひお楽しみに!!


 本作品は主人公の赤星拓也、幼馴染の二宮真奈美、そして拓也の妹の赤星未祐、この三人が織りなすストーリーですが、初期バージョンはもっと三角関係が濃い内容でした。

 作品は未完で、ちょうどハンバーガーショップで真奈美が未祐に対してしっぽのすべてを告白するシーンで終わっていました。

(現在公開分の下記リンクの話数が該当します)


 https://kakuyomu.jp/works/16817330651979614227/episodes/16817330652440798960 


 ここからは当時のプロットでは赤裸々にロフトベッドでのやりとりを告げる予定でしたが、どう考えても未祐が可哀想過ぎる上に真奈美が悪者になってしまうので、展開を大幅に変更しました。


 ここからは作者の考えになりますが、BSS、【僕(私)が先に好きだったのに……】とかNTR【寝取られ】は読者様から一定の支持を受けるジャンルでセンセーショナルに物語を盛り上げる舞台装置としては優れていると思いますが、決してdisっているわけではありせんが作者はどうも好みではないのと、この作品のカラーには似合わないと判断して違う展開にしました。

 その判断が正しいかは読者様に判断を委ねますので、よろしければレビューやコメントでお聞かせ頂けると嬉しいです!!


 カクヨムコン8の作品受付期間は1月31日で締め切られましたが、2月7日までは読者様による選考期間が継続しますので、ぜひ皆様のお力添えを何卒よろしくお願い致します。星の評価、レビューコメント、作品フォロー、お待ちしております!!


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