最低な先輩から最高の先輩へ~好きになったら覚悟してください~

星乃秋穂(ほしのあきほ)

最低な先輩から最高の先輩へ

最低な先輩から最高の先輩へ~好きになったら覚悟してください~(リメイク版再編集)


第一章 最低な言葉


「俺のこと好きなんだ。じゃあ、脱いでくれる」


「え・・?」


天野めぐみは驚きの顔を隠せなかった。憧れだった氷室晃先輩に告白した途端こんな事言われると思ってもみなかった。

天野めぐみ(17歳)髪は長くて美少女である。(あまのめぐみだが、周りの男子からてんのめぐみ)と呼ばれるほどだ。

氷室晃(18歳)先輩はハンサムというより独特なアーティストみたいな顔をしてる。

いわゆる不思議な魅力があるのだ。めぐみが好きになったのは先輩が文化祭の時に出した絵が幻想的な鉛筆で描いた絵を見て好きになった。いわゆるファンだ。


「俺、利用価値がない彼女は付き合わないタイプなんだ」


「なんで、いきなり脱がなきゃいけないですか」


「ヌードモデルが欲しい」


「嫌です」


「じゃあ断る」


天野めぐみは悲しい顔をした。なんなんだろう。初めて告白した男が最低な男だとは思わなかった。人生初の大失敗だろう。涙が零れ落ちた。その表情があまりにも美しくはかなげである。氷室はおもわず、人物を描きたいと思った。


「おおお・・・。美しいじゃないか」


「えっ何が?」


「その目から流れる涙だよ。いいな」


どこのどいつに泣かされていると思っているのだろう。お前に告白して泣いているのに美しいだと最低な男じゃないか。


「私がバカでした。さようなら先輩」


「ま、待て、顔のモデルやってくれないか?」


めぐみは思いっきりパーンと氷室先輩を叩いた。氷室は叩かれた意味が分からないというような顔をしている。


「最低男」


「最低男。それは俺のことか?」


「そうですよ。」


先輩は嬉しそうな顔をするさっきまで無表情に見えたのに、微笑みを浮かべているのだ。


「いいだろう。付き合ってやる」


最低男がそういった。


氷室先輩が昼休みにめぐみの所にやって来た。めぐみは断ったと思ったが一緒にご飯を食べようとお弁当をぶら下げてきたのである。


「氷室先輩。私、先輩とは付き合いませんよ」


「何を言う。そっちから告白して来たじゃないか。責任は取ってもらう」


どんな責任だよ。まったく・・。


「とにかく、お前は俺の彼女だ」


「ええ!やだやだやだやだ」


困った顔をするめぐみをみてまたギュッと心を掴まれるらしい。どうやら、変態さんかもしれない。仕方なく一緒にご飯を食べようと誘うのでついて行ってあげた。


「先輩。どこで食べるんですか」


「体育館のボールやマットが保管されている部屋だ」


「なんで!」


「俺の弁当が恥ずかしいからだ」


ああ・・・。キャラ弁か・・。

と、思っていたが現実はもっとひどかった。


「先輩。なんですかその弁当」


中身を開けてビックリだった。白飯しか入ってない。だから痩せているのか。


「ちがう。ふりかけがある」


と言っておとなのふりかけをだした。うん、そこはおとななのね。


「先輩って貧乏だったんですね」


「うん。」


めぐみが自分のお弁当を広げると、美味しそうなおかずがいっぱい入っている。


「すまぬが・・・」


「ああ、欲しいのですね」


「卵焼き一つ下さい」


なんて謙虚なのでしょう。他にもおかずがあるというのに。


「先輩とは恋人にはなれませんが、友人になってあげますよ。なんか、おかずがない弁当の人はじめてみました」


「何を言う。ふりかけは最高のご飯のおともだぞ」


「そうですね」


ちょっと憐れんでしまう。自分がいた。


「ちゃんと、バイトはしているんだ」


「じゃあ、スマフォもってるんですね」


「ない」


「え・・・?」


今どきないの?この人


「公衆電話だ」


痛いぞ!


「しかし、メールはできる。俺にはノートパソコンがある。」


「へー・・・・」


「だから、いつでもメールをくれると嬉しい」


「はい、はい」


いやー・・・。これは貧乏くじひいちゃったよ。あの時ちゃんと断っていればな。


「俺には父親がいないんだ」


「えっどうしたんですか。大変ですね」


「浮気して出ていって、今は母親と二人で暮らしている。しょうがないのだ。養育費をくれぬ父親だから、俺は大学に行けぬ。好きな絵も描けない」


だから、モデルを頼んだのか・・・。ん?でも変じゃないか?


「うん。だから、ネットでヌードモデルを見て参考にしている」


ふむ、エロサイト見てるんですね。先輩・・・。


「この間は、悪かったな。急にああいうこと言えば上から目線だな」


「そうですね。はい」


お弁当を食べると静かに立ち上がった。もう食べるものないものね。先輩が可哀想だな。いくら芸術の力があっても大学いけない事情があるのか。


「先輩。まあ頑張ってください。卒業すれば働けますし趣味で絵を描いている人は大勢います。大丈夫ですよ。安心して就職してください」


「そういう問題ではない」


「えっ、私は何か間違ったことでも言いましたか?」


「いや、これからは彼女として付き合ってくれ」


とんだ、貧乏くじを引いてしまったのである。


いつの間にか、なれとは怖いもので氷室先輩が毎日来ても平気になってきた。

恋人ではなくあくまでも友人として付き合うようになった。お昼休みに先輩が自分の絵を見せてくれるのだ。これはありがたいと思う。


「先輩、こんなに絵がうまければきっと、パソコンで出品したら買ってくれる人いますよ」


「うーん・・。そうだといいが」


「実にいい絵ですよ」


「俺はプロのアーティストになりたいのだ、だから白飯を食っている」


「ちゃんと、お金貯めているのですか?」


「うん」


「じゃあ、これを出品する道具を買えますか?」


「ああ。このために高校からずっとバイトをしている。大学には達しない金額だが」


めぐみは先輩にこの道具を買えばいいよと支持する。安いデジカメとかなんとかしてこの先輩のアーティストを世に送り出させてあげないかと考えた。

数日後、先輩は目を輝かせてめぐみのもとにやって来た。


「凄い、俺の絵が売れたのだ。しかも3枚しかも高額だ」


「えっ!本当ですか。先輩!」


「そうだ。俺は凄いのだ。絵を描く能力しかないが、お前は凄い」


「いや・・。それは先輩の絵を見て・・」


惚れたのは絵であって先輩ではないと気づいた。この絵を描く人はきっと素敵な王子様だと勝手に想像していた。まさか、こんなに大変な人物だとは考えてなかった。


「先輩、やっぱり絵の道で食べたいですか?」


「うん。子供の頃から絵だけは褒められた」


「そうですよね」


私がプロデューサーになればこの能力を開花させられないだろうか。実に惜しい人材。

大学でいろいろ学んでこの人物を成功させられたら夢は叶うだろう。


「天野めぐみ、俺に誕生日を教えてくれないか」


「えっ」


「なんか、俺にも天の恵みが来たのかもしれない。きっとそうだ」


「いや・・・。先輩に誕生日を祝ってもらいたいとは思わない」


「うん。わかっている。聞くだけ聞いておく。ただそれだけだ」


「7月7日です」


「ほーう。これはいいな。天の恵みのご利益が頂ければ俺はきっと夢が叶う」


ノートにメモっている。とてもうれしそうだ。でも今年は過ぎてしまうのできっと祝えないだろう。恋人ではない人物と考えている高校を卒業すれば終わりだろう。


「お前からご利益を頂くよ」


「まあ、天の恵みですから少しは効果あると良かったです」


「ああ、そうだ、少し時間をくれないか」


「えっ」


「めぐみの顔は美しいから絵になる。きっといい絵になる」


そういうとスケッチブックを出し、さっそく描き始める。この真剣なまなざしで見つめられるとは思わなくて緊張する。絵描きの顔はどこまでも男前に見える。

さらさら描いたら早速見せてくれた。


「凄い先輩。こんなにいい絵かけるんですね。鉛筆で」


先輩は鉛筆が小さくても使っている。もちろん消しゴムもボロボロの鉛筆のケース。でも本物の才能があればこんなに些細な物でもできるのだ。


「その絵はあげよう。渡せるものは俺にはそれしかできないからな」


「いいえ」


案外いい先輩なのかもしれないと思い始めた。


いつも通りお弁当を食べていた時だった。急にめぐみが氷室先輩に質問をした。


「先輩の絵は、いつも白黒ですよね。何でですか?きっと色を付けたらもっと売れますよ」


先輩はきょとんとした顔をした。確かに今はお金があるのでカラーの絵が描けるはずだ。なのにどうしてカラーの絵を描かないのだろう。


「カラーの絵が描けない」


「なんでなんですか?こんなに上手いのに」


「うーん・・・。あの辛い時を思い出すからかな」


「辛い時」


若干無表情の先輩だか。とても苦しそうに語った。

幼稚園の時は父親と母親はとても仲良しで、自分がはじめて描いた両親の絵は金賞だった。それから、色鉛筆やらクレヨン、水彩画の絵の具にどんどん買ってくれて、紙とつねにいろんな画材を与えてくれたのだ。特に父親は褒めてくれて絵画教室に通わせてくれたのである。将来は美大でアーティストとよく口癖のように言った。

そんな父親が中一の時に浮気をして相手の子供まで作ってしまった。今まで裕福に生活できたのに一変してしまった。

父親は出て行ってしまい。母親は狂ったように毎日、氷室先輩を叩いたり水に沈めた。

余りにも父親にの顔だったので「最低な男の子供」と言われた。しかも毎日言い続ける。

いつのまにか、自分は「最低な男なのだと思うようになった」せっかく生まれたのに、最低と聞くと自分と思った。それからカラーの絵が描けないのだ。ぐちゃぐちゃにしてしまう。母親から「最低な子供はいらない」としばらく児童養護施設に入った。


「あんまり辛くてカラーの絵が描けないんだよ。幸せだったことがわからない」


めぐみは泣いてしまった。何故泣くのかわからない自分は過去のことを話しただけなのにめぐみは抱きしめてくれた。


「偉いね。先輩って強かったんだね」


「強くないよ。最低だもん」


「最低じゃないよ。頑張ってるよ」


「俺、さいてい・・・。」


「いいよ。いつかはきっと描けるよ。色のついた世界が待ってるよ」


氷室先輩から涙がこぼれた。ぽろぽろでてくるのだ。理由はわからない。今まで自分の生い立ちのことなど誰にも言わなかった。いや、言えなかったのである。自分が不幸と思うと記憶がよみがえってくるから、過去のことは封印してしまえばいいのだ。

周りがお前「最低」というとそうだろうなと自分は思うと楽になる。

ただ、わかった何故先輩が最低な男と言われて笑っていたのか。ちょっと辛くて苦しさを

「最低」という言葉で慰めていたのである。


「でも、俺は今幸せだよ。カラー描けるよ」


「うん。きっと大丈夫。綺麗な色を塗ろうよ」


めぐみは氷室先輩が泣き終わるまでずっと抱きしめてくれたのである。


12月になり今年もあとわずかだった。クリスマスにめぐみにプレゼントをあげたかった。

氷室先輩は文房具店に行って唸っていた。久しぶりにカラーの絵を描きたくてたまらなかった。何とかして、めぐみを喜ばせたいと思った。

いつか、カラーの絵が描ければ自分はもっと成長するのではないかと思った。

最初に手に取ったのは、色鉛筆だった。この色でポストカードを書いてあげよう。12色入りの色鉛筆のケースをとり早速レジに言ってお金を払う。


「これで喜んでくれるような。クリスマスの素敵な絵をプレゼントするのだ」


先輩は、幻想的で美しい絵をあげようと思った。図書館に行き資料の絵を見てインプットする。図書館は暖かいし一杯美術の本がある。こんなにあれば、絵本もあるだろう。

ふと、絵本を手に取る懐かしい。ピーターラビットの絵本だ。


「可愛いな。そういえば来年の干支はウサギだったな」


そして、くすっと笑った。とても彼女にピッタリではないか。


「来年卒業したらきっと俺から離れてしまうよな。あんなに良くしてくれる人間はいなかったなあ・・・・」


心寂しいが、そんな気がした。

氷室はバイトが終わると絵を描き始めた。幻想的なウサギの絵である。サンタさんがウサギにプレゼントをあげる絵なのだ。


「いいぞ、この調子・・・。」


完成させ、めぐみに明日あげるのだ。微笑みを浮かべながら色鉛筆で仕上げていく。

次の日、昼休みにめぐみとごはんを食べる。


「これ、早めのクリスマスプレゼントだ」


「えっ!」


「すまぬ。ただの絵なのだ。俺にはこれしかできなかった」


「いや、もらえるとは思わなくてなにも用意していないです」


早速封筒から、ポストカードを開ける。本当に絵本から飛び出してくるようなきれいな絵だ。


「喜んでくれるか。こんな俺でも少しでも人を喜ばせられるか」


「大丈夫ですよ。先輩は人を喜ばせる能力があります」


「うん、そうか」


ただ、先輩は今までありがとうと小さく呟いた。

めぐみは、この先輩に水彩絵の具のセットをあげようかと思った。


「おかえしはいらないよ。これはただの絵だ。何の価値もない」


「そんな!」


「俺が本物になれたらもう一度付き合ってくれないか」


「え!」


「お前とはつりあわぬと知っている。大学も専門学校にも行けぬ」


「そうですね。でも友人ではダメですか?」


「友人はキスはしないだろう」


「そうですね。」


「俺はキスができるような男になりたい。いい大人になりたい」


意外とカッコいいことを言う。出会ったときの先輩とは大違いである。


「いいでしょう。5年待ってあげます」


「凄いな。」


「流石にずっとは無理ですが、期待しています」


「今日は途中まで一緒にいたい」


「いいでしょう」


どんなに、高価なものをもらうより価値のある絵をもらい。めぐみは嬉しかった。それにこの絵はカラーなのである。少し先輩も変化が出てきたようだ。


「初めてですね。先輩とこうして登下校するの」


「そうだな」


照れくさそうに笑う。

ふと、宝くじ売り場があった。


「買いませんか?先輩」


「でも、当たらないだろう」


「いや、先輩はついているのですよ。何しろ天の恵みがついているのですから」


先輩は考えてからうなづいた。


「よし、俺とめぐみの誕生日を合わせた番号を買う。」


「うんうん」


ボロボロの財布を取り出し早速買う。たった一枚だ。


「もしも当たったら俺たちはきっと出会う運命だったんだな」


「いえ、出会ったから運命が変わったんですよ」


「うん」


先輩は名残惜しそうに言った。


「神社に行かないか。近くにあるんだ」


「ほう!」


「弁天さんにお参りに行って財産と才能をもらってくる」


「はじめてですね。こういうデート」


「デートなのか」


「そうです。ただでできるデートです」


「俺、はじめてだな。デート」


神社に行き、強く願った先輩がどうか才能に恵まれるように、そして宝くじに当たりますようにと、弁天様お力を下さい。

もうすぐ、クリスマスが過ぎ正月が始まる。きっと運が開けられると思った。


先輩は宝くじを交換し大金持ちになった。先輩は就職を辞退した。唯一就職を選んだのは先輩だけだったのである。周りは専門学生や大学だった。その人物が突然宝くじに当たり

来年に向けて塾通いだ。


「氷室はついているな。俺も宝くじをあたりたいよ」

先生は嬉しそうに言ってくれた。もともと絵も成績もいい生徒なので運も実力である。

一番の存在は天野めぐみである。才能を開花させたのである。

清潔な髪形、良い素材のコートを着た。これで、晴れてすこしはましになった。後輩からは一目されるイケメン先輩になった。


「先輩凄いですよね。来年は美大頑張ってくださいよ。」


「一浪してしまうが、夢を叶えるよ」


「あー・・・。私も進路を決めないと」


「そのことだが・・」


「はい」


「俺の絵を売ってくれるような勉強を教えてくれる大学に進学してくれないか」


「えっ!」


「俺と仕事のパートナーになってくれるように・・」


「いいでしょう。もともと才能にひかれて先輩に告白したんですからね」


「本当か」


「ええ、しっかり勉強するのでお互い頑張りましょう」


天野めぐみは最高のパートナーだと思った。白飯の時代が終わったのである。次は自分の夢を描くのだ。


「最近、カラーの絵を描くようになりましたね。先輩」


「ああ毎日が楽しいから毎日がカラーだ」


「白黒時代は終わりましたか」


「めぐみがいればすべてカラーだ」


「あー。いいことう言うね先輩」


「俺には夢があるんだ。」


「画家以外にも?」


「ああ、アーテイストだ世界中に俺の絵が売れてパズルとかポストカード、絵本や包み紙など全部俺の絵のデザインでみんなを幸せにする。」


「凄いな先輩」


「そうしたら、たくさんお金が入る。そうしたら白飯しか食べられない子供におかずもあげられる色鉛筆もあげられる。」


苦しい生活をしている子供たちに希望をあげるのだ。


「へー・・・。そんな夢があるんですね」


「ああ!桜の下で美味しいお弁当が早く食べられるように頑張る」


「うん。そうしましょう。来年お互い桜を咲かせましょう」


卒業式が終わると、先輩は嬉しそうな顔をしていた。

すべては来年である。美大合格の道へスタートであった。

先輩は美大に行き、数年後がたった。


「氷室先生。最近の個展評判は好評です。それに絵本もポスターも売れ行きがいいです」


「ああそれはよかった」


「氷室先生は凄いですよね。才能のある方は違いますよね」


周りの人間が違って見える。世界的に人気を誇る氷室晃となった。

秘書はもちろん、めぐみである。めぐみがサポートしてくれたおかげで世界的有名なデザイン家になれたのである。


「ちょっと、めぐみだけにしてくれないかな?」


「えっ!」

そばに立っているめぐみと話をしたかった。慌てて周りの人間が席を外す。


「めぐみ。いい加減おれの妻ならないか?。もう5年は経つ」


「氷室先輩とは5年で彼氏にしてあげると言ったのです。もっと頑張ってください」


「ええ!」


「ええじゃない。もっと私たちにはやることが一杯ですよ」


「そんな!」


「世界中の子供たちの応援は続きますよ」


「そうだな」


氷室先輩は最低の男から最高の男になったのである。

いつか描いた夢を。

すべての子供たちが白黒からカラーの絵が描けるように・・・・。


                                 おわり



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最低な先輩から最高の先輩へ~好きになったら覚悟してください~ 星乃秋穂(ほしのあきほ) @HAUHAUTOUKYOU

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